2011年05月09日(月) |
東日本大震災 現代佐渡金山 |
日雇い労働者が多く集まる大阪市西成区のあいりん地区で、東日本大震災後、宮城県で運転手として働く条件の求人に応募した男性労働者から「福島第1原発で働かされた。話が違う」と財団法人「西成労働福祉センター」に相談が寄せられていたことが8日、関係者への取材で分かった。と言うニュース。
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ニュースは、話のマクラである。
日雇い労働者に原発での危険な作業を下で行わせていた事実は、 今回の事故によって市民にフォーカスされ、 「原発奴隷」「原発ジプシー」というキーワードで探せば、調べることができる。
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今をときめく小出裕章さんが二十年以上前に行った講演会の動画をネットで聴講すると、 既に彼は、原発労働を含め、貧困者にすべてのしわ寄せがいくことを説いている。
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日雇い労働者達は、色々な因果があったにせよ、 そうなりたくてなったわけではないだろう。
弱みと無知につけこんで、生命を軽視した労働をさせる仕組みは、間違っている。
頭のよい人は、誰かがそうした犠牲を負うのが現実だ、と言うだろう。
江戸の無宿人が佐渡金山で人夫をしたから、江戸幕府の財政は成立した。 もう歴史的に、人の世はそういうことになっている、と。
けれども、人の身にあることは、いずれ我が身にある。 自分の子どもが将来、路上生活者にならないとは断言できない。
私は、こんな「戸板一枚下は地獄」のような社会構造を継続するぐらいなら、 もう電気エネルギーというものを返上したい。
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