NHK改革などを議論している竹中平蔵総務相の「通信・放送の在り方に関する懇談会」が今月末にまとめる報告書で、NHKが保有しているチャンネル数を減らす方針を固めた、というニュース。 削減するチャンネル数は「2つ以上」と発表されている。
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NHKが保有しているのは、次の8チャンネルであり、 この中で、ラジオ1波と衛星1波の削減が想定されている。
地上波テレビ総合 地上波テレビ教育 衛星テレビBS1 衛星テレビBS2 衛星テレビBSハイビジョン ラジオ第一 ラジオ第二 FM
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公共放送網を減らすというのは、公道を突然廃止するようなものである。 そして放送は、革命とか国の大事があるときに、放送所が占拠されたり死守したりするように、民主主義とか自治と密接な関係にある公共インフラである。私はそう認識している。
そして公共放送は、何といっても、 あの、洗脳をしかけるようなアドバタイズメントに汚染されずに 深みのある情報を入手できるという意味で、優れているんである。
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小さな記事だけではよくわからないけれど、 コーポレートガバナンス(企業統治)の強化などというNHK改革の方向性は、 間違っていると思う。
第一、改革の本来の目的である、NHKの相次ぐ不祥事や受信料不払い増加と、 一体何の関係があるというのか。
様々な不信感と、気持ち悪い影を落とすニュースである。 不便になる、というようなレベルではない。
2005年05月09日(月) 筋力不足 2004年05月09日(日) さらば黒ヒョウ
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