厳しい寒のもどり。
日当たりの良い南側の土手は、少しずつであるが草花が芽を出し、 次の季節へとすすむ生命力の中にある。
かたや、北側は寒々しく、解け残った雪がカチカチに凍りつき、 冬に置き去りにされた怨恨のようになっている。
寒さとおさらばしたいこの時期、恩恵は、断然ひなたにある。 心持ちも暮らしの快適さも、日照によってくっきりと明暗が分かれる。
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しかし、それも永遠のことではない。
やがて来る夏の盛りに、日陰は生命の休息処として玉座にあがり、 「おかげさまで」の語源として君臨するのである。
2009年03月10日(火) 「!」に関する管理能力 2008年03月10日(月) Thank You 2006年03月10日(金) 2005年03月10日(木) 完熟産業 2004年03月10日(水) 聖トーマス教会受難、そして光
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