浅間日記

2011年03月10日(木) 季節の物語

厳しい寒のもどり。

日当たりの良い南側の土手は、少しずつであるが草花が芽を出し、
次の季節へとすすむ生命力の中にある。

かたや、北側は寒々しく、解け残った雪がカチカチに凍りつき、
冬に置き去りにされた怨恨のようになっている。

寒さとおさらばしたいこの時期、恩恵は、断然ひなたにある。
心持ちも暮らしの快適さも、日照によってくっきりと明暗が分かれる。



しかし、それも永遠のことではない。

やがて来る夏の盛りに、日陰は生命の休息処として玉座にあがり、
「おかげさまで」の語源として君臨するのである。

2009年03月10日(火) 「!」に関する管理能力
2008年03月10日(月) Thank You
2006年03月10日(金) 
2005年03月10日(木) 完熟産業
2004年03月10日(水) 聖トーマス教会受難、そして光


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