食料・農業・農村政策審議会が答申した、農政の基本計画の記事。
優良農家を重点支援しようという見直しの方向から、 小規模農家や兼業農家を切り捨てるものだ、という反論もある。
自己改革できる農家、しない農家の区別は必要だ。 どちらの道に行くにせよ、「私はこちらの道をすすみます」という 農業従事者の自己宣言が必要な時代がきた、ということだ。
* 百姓=素朴で善良、という信頼の図式は、消費者の幻想だ。
農薬のビンや肥料の袋を畑に投げ捨ててあるような、ひどい農家もある。 今だに、使用済みのビニールハウスやなんかを、平気で畑で焼いたりしている。 数年前には農薬の管理がまったくずさんであることが露呈して問題になり、 その結果、農薬取締法には使用者の義務というのが付け加えられた。 夏に高原野菜で有名なK村へ行くと、農薬散布であたり一面白く煙っている。
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その一方で、安全で美味しい農産物を創りたい、供給したいという 熱意のある農家は、すごい勢いで広がり、消費者からも支持されている。 自負をもって作るから、情報発信や消費者とのコミュニケーションにも積極的であり、 こうしたなかから消費者も繁忙期は手伝うという意味の 「援農」という概念もうまれつつある。 わかりにくかった市場も、少しずつ整理されてきている。
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状況は完全に二極分化している。 農家というパフォーマーがその使命と責任と努力を忘れ拝金主義に堕落したのは、私は JAというプロモーション事務所と、政治家の責任だと思っている。 そしてこれを正常にもどせるのは、消費者の声だけだ、とも思う。
2004年03月10日(水) 聖トーマス教会受難、そして光
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