明日の上京の用意。 この一月は仕事を入れないように調整していたので、 どうも調子が狂った感じがするが、ようやくこれで回復しそうだ。
*
小惑星イトカワに着陸したハヤブサが、地球に帰還、と言うニュース。 帰還と言っても本体は大気圏で燃え尽き、採取したサンプルが入ったカプセルだけ地上にたどり着く。
あのイトカワという小惑星は、不思議な形をしているなあと思う。 宇宙にあるのは球体ばかりなのかと思っていた。根拠もなく。
*
夜更けに、五十嵐大介の「海獣の子供」を読む。 海の漫画である。
熱水鉱床で繁殖するバクテリアを体内にもつ子供が出てくる。
科学を物語に取り込むやり方は、その加減が難しいと思う。 そうしたものがでしゃばりすぎると物語に矛盾やほころびが出る。
矛盾やほころびが出ると、作者の「これで上手くやってやろう」という魂胆みたいなものが垣間見えてしまう。 魂胆-意気込みと言ってもいい-をもつことは全く悪くないが、 読者にそれが見えてしまってはダメだと思う。
もっとも、海獣の子供はとてもよい作品だ。 作者の五十嵐氏は多分、自然や自然と関わる人の暮らしが好きなのだ。私と同じく。
2009年06月13日(土) 2008年06月13日(金) NOBODY KNOWS 2007年06月13日(水) 29 39 ver.1.2 2006年06月13日(火) 人生最後のアジテーション 2004年06月13日(日) テレビ市場開放
|