地上波デジタル放送の大きな特徴は、 番組編成権が放送局から視聴者へ移ることだ、と 確か昨年のGISカンファレンスの講演で聞いた。
確か聞いたなどとうろ覚えの情報でモノを言ってはいけないが、 別に地上波デジタル放送を待たずとも、 パソコンや映像編集ソフトがこれだけ普及し、 ユーザーの映像編成技術がすすみつつあるのだから テレビ局や番組制作会社というのは、もう無理をせず、 番組制作をやめてしまえばどうかと思う。 別に番組制作会社でなくても、放送に値する内容は素人が作れる時代だ。
公序良俗に反しない内容かどうか、品質に問題はないかなどをチェックする 審査機関をしっかり作り、 誰が放送内容を持ち込んでもよいという、自由市場をつくったらどうか。 賛同するスポンサーも市場開放し、 大企業だけでなく、小資本の企業やNPOが共同体となって スポンサードできる方法もあるとよい。 別に全てが全国ネットで放映される必要もない。
私はなにかアオ臭いことを言っているのかもしれないと、 ここで不安になってきた。 第一家にテレビもないくせにお笑いである。
しかし、ネットの双方向性や情報の質の高さに慣れてしまうと、 テレビの一方的な情報の垂れ流しは、ただ我慢ならないだけではなく、 技術的に何と稚拙なメディアであることか、と思うのである。
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