浅間日記

2004年06月13日(日) テレビ市場開放

地上波デジタル放送の大きな特徴は、
番組編成権が放送局から視聴者へ移ることだ、と
確か昨年のGISカンファレンスの講演で聞いた。

確か聞いたなどとうろ覚えの情報でモノを言ってはいけないが、
別に地上波デジタル放送を待たずとも、
パソコンや映像編集ソフトがこれだけ普及し、
ユーザーの映像編成技術がすすみつつあるのだから
テレビ局や番組制作会社というのは、もう無理をせず、
番組制作をやめてしまえばどうかと思う。
別に番組制作会社でなくても、放送に値する内容は素人が作れる時代だ。

公序良俗に反しない内容かどうか、品質に問題はないかなどをチェックする
審査機関をしっかり作り、
誰が放送内容を持ち込んでもよいという、自由市場をつくったらどうか。
賛同するスポンサーも市場開放し、
大企業だけでなく、小資本の企業やNPOが共同体となって
スポンサードできる方法もあるとよい。
別に全てが全国ネットで放映される必要もない。

私はなにかアオ臭いことを言っているのかもしれないと、
ここで不安になってきた。
第一家にテレビもないくせにお笑いである。

しかし、ネットの双方向性や情報の質の高さに慣れてしまうと、
テレビの一方的な情報の垂れ流しは、ただ我慢ならないだけではなく、
技術的に何と稚拙なメディアであることか、と思うのである。



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