一月ばかり赤ん坊の不調、自分の不調を繰り返している。 小さい子どもを育てていると、こうした消耗のスパイラルに陥らざるを得ないことがある。
人はみな泣きながら生まれてきた、と中島みゆきは歌う。 今の私の心情はむしろ、人はみな泣きながら育ててきた、である。 それはそれで、立派に歌心を誘うではないか。
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フラフラになりながら、泣きそうになりながら、怒りながら子どもを育てたって、大丈夫である。 それは、行く当てのない無表情な人生よりはよほど幸せなのだ。
2006年05月29日(月) 我が身にふりかかるとみるや、なりふりかまわず 2004年05月29日(土) 内心の自由
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