Aを連れて上京。 ここのところの東京長野間の往復頻度たるや、 某知事に勝るとも劣らずというところだ。
最近Aはすっかり想像の世界に生きていて、 人形をみつけては何かに見立て、 物語をつくりはじめる。 いきなりその世界に入ってしまうので少々戸惑う。
そっと様子を覗くと、 見てはダメ、好きにさせてくれという態度。 まあ気持ちはわかる。 こういうのも、「内心の自由」というのだろうか。 都立高校界隈では、大変な禁句になっているようだが。
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都立高校のカラーは、自分も出身者であるのでよくわかる。 そういう強制を嫌がる教師が多いのもイメージできる。 石原知事はよくもまあ、内心の自由の牙城のようなところを 狙い撃ちしたものだと、感心したものだ。
一連の出来事は何か変だ、絶対変だ、とは思うが、 抗議をしている「教師の集まり」というものに いささか抵抗があり、無関心を装っている。
恥ずかしながら、高校時代は学校や教師というものに ほとんど近づかなかった輩なので、 都立高校について語るなぞ分不相応もはなはだしい、 ということもある。
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