2009年05月20日(水) |
time goes by その2 |
この間のお休みの日のこと。
時計博物館なる場所へ。 Aも私も、学校でやる時間の計算がどうにも嫌になって、気晴らしに出かけた。
仕掛け時計が動く12時にあわせて、昼前に到着。
18世紀のイギリスで作られた、美しい意匠の柱時計。 線香を使って時間を測る面白い時計や、大きな砂時計。 子、牛、寅と文字が打ってある和時計。 とても可愛らしい、ハンディタイプの日時計。
正午になると、あちらこちらの時計が、仕掛けを披露し始める。 今こそ我が精巧さを見せる時!とばかりに音を鳴らし、人形が動き、鳩がとび出す。
時の流れを-人生を-いかに人は楽しみ、また楽しむことを大切にしてきたか、 この精巧な時計のひとつひとつから伝わってくる。 先人達は、細切れにされた瞬間ではなく連綿とした流れとして時を認識してきたこともよくわかる。
そんなものを見ているうちに、 ちっぽけな時間の計算など、すっかり何処かへ行ってしまった。
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夕飯時、AがHに得意になって報告する。 日時計とか、砂時計とかあるんだよと、食事そっちのけで言っている。
腹時計ってのもあるな、とHが付け加える。 それは時計博物館にはなかったよとAが真顔で応える。
2006年05月20日(土) 2005年05月20日(金) 2004年05月20日(木) 油断スイッチで幕があがるとき
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