自分はこの家に子として一人でいて、大変孤独である、 という意味のことを、もうずっと、Aから告白されている。
いずれ神様が妹やら弟を連れてくる、と説いたのは数年前。 神などいない−少なくとも私には−という「答申」を得たのも数年前。
年端も行かないAに、こんな孤独と失望を抱えさせていることについて、 親としてそろそろ耐えられないのだが、少しややこしい問題でもある。
子どものいない夫婦は、家庭の空虚と対峙しなければないが、 子どもが1人の夫婦は、家庭の薄っぺらさに対峙しなければならない。
そういうケースがある。
2005年05月20日(金) 2004年05月20日(木) 油断スイッチで幕があがるとき
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