献血の件数が十年前の約半数に減少しており、 厚生労働省では来年までに対策をまとめる、というニュース。
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献血のシステムは妙である。 どこが妙かというと、仕入れ値ゼロで集めた血液が、 必要な人へ供給される時には有価物になっているところである。 市場を流通し、業界のメシの種となっている。
本当に人々の善意を全うするのならば、輸血もタダでなくては −少なくとも利益の対象から外れなければ−おかしい気がする。
同様の疑問を、私は臓器提供や骨髄バンクのシステムに対しても抱いている。
2007年09月03日(月) 愚か者と知の欲求 2006年09月03日(日) 2005年09月03日(土) 2004年09月03日(金) 屈折した人の話
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