アフリカ開発会議(TICAD)が本日より横浜市で開催される。 アフリカ諸国との関係強化をねらいとして、成長の加速、貧困層の撲滅、平和の定着、地球温暖化対策、の四項目について話し合われる。
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アフリカの資源は、鵜の目鷹の目で見られている。 米国はアフリカ軍を創設し、テロとの戦いを建前に基地を創設したくて仕方ない。 もちろんテロとの戦いではなく資源が目当てであることは明白である。 中国は国内で消費する石油の30%をアフリカから輸入している。 日本もこのレースに遅れをとらないように必死で関係強化を図ろう、というわけである。
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持続可能な開発、という言葉はどこ吹く風という勢いで、 赤い大陸に資本の波が押し寄せようとしている。
そして、資源の切り売りをして国が本当に発展するわけは無いと、 アフリカの未来を担う優秀な人々はわかっている。 また一方で、そうは思わない人もいる。 そうしていらぬ紛争の種となる。
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開発行為がローカルにもたらす功罪は、古今東西まるで同じだ。 長野県の山村でも、ガーナや南アフリカでも。
このさきアフリカ各国は、よほどの正気を保っていなければ、 気付いた時にはすべて失っているかもしれない。
そうならないための一つの方法として、 開発規制や環境対策に関する法整備を急ぐなどしたらどうかと、他所事ながら思う。
外から変な加重がかかった時は、適切な方法でバランスをとることが大事だ。
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