初夏の八百屋は、注目に値する。
梅、枇杷、杏、さくらんぼう。 季節が限定された、地味だが味わい深い果実が並ぶ。 今が春でなく夏でもない、淡いシーズンであることを教えてくれる。
大粒でよく熟した梅を2kg、ジュース用の青いのを2kgほど仕入れる。
若いのにいまどき梅漬けなんて感心だねと、親父さんが世辞を言う。 奥さんそろそろ漬けないとだめだよと、おかみさんは的確な情報提供。 なにしろ、いい梅が市場に出回る時期は一瞬なんである。
夜更けに塩漬けを終えて、一安心。
2006年06月23日(金) ラッキーのめぐらせ方 2005年06月23日(木) 分水嶺 2004年06月23日(水) 疲弊
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