ようやく南高梅のいいのが出たので仕入れる。 青い中梅とあわせて、今年は4kg。大鍋に山盛りの量を、一本勝負である。
夕立ちで雷が鳴る中、Aと一緒に着手する。
軸を取り除き水気を拭く作業をするAの手つきが、 昨年よりずっと上達している。
大したもんだと感心しながら、二人して黙々と手を動かす。
いつのまにか梅のことは自分の手にまかせることにして、 新しい仕事のオファーをどうするか来週中には決めなくちゃなどと、頭では別の作業をしている。
そしてAも無言のまま手を動かす。 何か考えながら手を動かしているのか、それとも無心か。
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ところが、塩の良いのを準備していなかったのはいかにもポカであった。 という訳で、本日はジュース用だけ仕込み、梅漬けは明日に繰越。
2004年06月18日(金) 東大の壁
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