にゃんことごはん
ごはん



 松も明け、正月気分を一掃し 報告するは切ない別れ

年に数回、気分で更新するだけの日記を訪れてくださる方々、ほんとうにありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

この日記は、諸々の事情があって我が家にやってきた猫たちの近況報告を、もとの飼い主様や保護主様にお知らせするために始めたのがきっかけでした。ついでに、当時、小学生だった息子のご飯記録も併せて「にゃんことごはん」と題したのです。

いたいけな?子どもだった息子も成人し、この春には一人暮らしを始めます。
少し肩の荷が下りた気分ではありますが、キララと練は、私が望んだとはいえ譲り受けた猫なので、一応、まだ報告の義務があるかな、と思っています。なので、日記は続く予定です。

そして、昨年の秋、我が家に茶々がやってきました。

私も年も年なので、新しい猫を迎えても看取ることが出来るか不安ななか、本来であれば、新しい猫を受け入れることはないはずでした。でも、茶々自身がそこそこの年齢なので、なんとかなるでしょうと腹をくくりました。
茶々は姫気質で、お腹モフモフが好きという、元野良にあるまじき性癖で、我が家に新たな笑いを日々、提供してくれています。本当に、幸せな年の初めでした。

その茶々の元々のお母さんである友人が、この正月、他界しました。

彼女と私の縁について、ここで語るつもりはありません。とても現代的で、とても数奇な縁だったと思います。でも、とてもとても大切な友人でした。
年明け早々、湿っぽい話題にはしたくなかったのですが、ごめんなさい。

今は、気ままにケージと居間の椅子を行き来し、気ままにご飯を食べて、気ままに甘えてくる茶々に、慰められています。
友人は、最後まで自分が保護した猫たちのことを心配していました。人間は自分でどうにかできる才覚もあるけれど、猫は、そういうわけにはいかないから、と。

私とリュウが、猫と出会ったのは、その友人のおかげでした。

ありがとう。
そして、やすらかに。


2015年01月08日(木)
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