にゃんことごはん
ごはん



 立秋過ぎ つくつくぼうし鳴き始め 盛りの暑さも気持ち和らぐ

諸事にかまけていたら、あっという間に8月も半分終わっていますよ、びっくりです。

今年は6月に入る前から忙しくて、毎度のことながらヨレヨレしつつ7月を迎え、ようやく一段落かなという21日に、すっころんで右手首の関節を粉砕骨折し、骨をボルトでつなぐ手術のために入院しました。出産以外では初の入院です。
目下、右の手首にはボルトが入っています。「サイボーグと呼んでくれてかまわないのだよ」と言っては、リュウに馬鹿にされています。

手術というのも初体験で、1時間程度で終わると聞いたとき「その日に帰宅できますか」と聞いて、失笑されました。
入院に際しては、採血、採尿、レントゲン撮影と、検査されましたし、実際の手術も、部分麻酔かと思ったら、全身麻酔のうえ、さらに右手を麻酔して行われたので、まあ、後から、馬鹿げた質問だっと納得したわけです。
また、手術前が大変でした。担当医のほか、手術担当の看護師、麻酔医、口腔外科医(ぐらぐらな歯があったりすると、麻酔中に使用する酸素吸入の管で歯が脱落する恐れがあるらしい)まで、術前の説明に訪れてくるという事態に、呆然として、入院初日が終了。
2日目は手術当日で、看護師さんたちが気を使ってくださるのに、本人は暢気にしてて、申し訳ないぐらいでした。でも全身麻酔というのは、それなりにリスクがあるわけで、神経質になるのも当然なのでしょう。こちとらは素人だから、のほほんとしていられた、という話です。

麻酔薬の点滴中、数を数えていたのですが、8で落ちました。スコンと落ちる感じ。お酒を飲む人はかかりにくい、といいますが、関係ないみたいですね。
入院は、整形外科の病棟が満室だったため、空きのある小児病棟だったので、トイレにドラえもんのシールが貼ってあったりして、なかなか楽しかったです。上げ膳据え膳なので楽は楽なのですが、長くいたくはないです、やはり。

という経緯を経て、現在、リハビリ中。手首を固定してはいませんが、1kg以上の物は持つな、ボルトが外れると脅されており、何かと不便な毎日です。
ショーちゃんショーちゃんと泣き暮らしていたら、このざまですよ、まったく……洒落にもなりません。
そんなこんな、散々な夏だったわけですが、残りの夏でリベンジを果たしたいと思います。

ニャン、レン、きらは、少し痩せつつも(もとが要ダイエットだったので、今が適正体重。これを維持できれば)、元気に過ごしています。
クーラーを入れても、その部屋にはいかず、冷気の流れる廊下で大また開きをしていたショーの姿が、今年はありません。トイレの前で開きになっていて、トイレのドアを開けると、一緒にずずずと廊下を滑っていたのも懐かしい……。

そういえば、私の入院中、ニャンが大騒ぎだったとか。「あいつが、いない、こんな時間なのに帰ってこない」とリュウを起こしまくっていたそうです。バタバタと入院が決まり、仕事の段取りをつけることばかりが頭にあったため、ニャンに挨拶をするのを忘れていたのが、失敗でした。退院した日に、まっさきに「ただいま」と挨拶をしたところ「帰ってきたならよろしい」とばかりに、ひと鳴きして、終わり。
「毎晩の騒ぎはなんだったんだ、俺の睡眠を返せ」とは、リュウの言。
ごめんね、心配してくれたんだよね、ニャン。

猫のために、健康に留意して、長生きしようと、決意を新たにしたのでした。


2014年08月17日(日)
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