にゃんことごはん
ごはん



 うす桜 若緑色 枝の先 開花の遅い今年の春よ

彼岸を過ぎて、昨日今日、ようやく公園の桜が少し色づき始めました

ショーが逝ってから、毎日、寂しいなぁと呟きながら過ぎてきたような気がします。
晴れた週末には、いつも日差し暖かい居間のカーテンの陰で寝ていたなぁとか、帰宅するといつもシャキッと座って出迎えてくれたけど顔が寝起きだったなぁとか、朝、ニャーニャー、アウアウ鳴いて起こしにくるニャンや練々の後ろに控えて、でもじっとこっちを見ていたなぁとか……そんなことばかりが、思い出されて……もっと一緒にいたかったなぁ。

ソチ五輪のフィギュアスケート団体戦や男子シングルをリアルタイムである夜中に見ることができたのは、ショーにご飯を食べさせなければ、という使命感で、仮眠した後、夜半に起きていたからで、おかげで、シニアに上がった4年ほど前から密かにファンだった羽生選手の団体戦SPも、シングルSPもFPも、ショーを膝に抱きながら、ドキドキハラハラしながら見ていました。

団体戦のロシアコールのなかでの演技も素晴らしかったですが、シングルSPの歴代最高得点、初の100点越えには、羽生選手と一緒に「よっしゃー」と(画面を見ると、たぶん、そう言っていたんじゃないか、という口元の動きだったので)言っていました。
FPでの冒頭4回転サルコウの転倒はともかく、その後の三回転フリップのステップアウトで、リュウと二人「あ〜」と悲鳴を上げ、「うん、でも初オリンピックだし、2年前の初世界選手権でまさかの台乗りしたとき、もしかしたらソチに出てたりして、なんて夢物語のように思っていたのが実現しただけでもすごいんだから」と自分に言い聞かせつつも、最後、金メダルが決まったときには「やったー」なんて叫んでいたり……。

リュウ曰く「きっとショーちゃんはね、『あーもう、寒いなぁ、ボクも歳だし、オリンピックだし、去り時としては、最高の舞台じゃね?』って思ったんだよ。ちょうど、日曜日だったしね」と言っていました。
まあ、確かに、雪とオリンピックと膝の上のショータローの記憶は、分かち難く記憶されてしまいました。

明日から世界選手権が始まります。7年ぶりの日本開催、現地観戦はできないけれど、楽しみにしています。


2014年03月25日(火)
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