にゃんことごはん
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 本気なの?冗談なの?と、占いに突っ込む通勤路

仕事に行く道筋にラーメン店があり、おすすめメニューなどを書いたボードが立っています。そのボードの片面にいつからか占いが書かれるようになりました。

時間によってはまだボードが出ていないこともありますし、そもそも通りすがりにチラとみるだけで特に注目することもなかったのですが、ある初夏の日。
ふと自分の生まれ月の3月を見ると「出かけない」
「でかけない? なにそれ」と歩く足を遅め、占いのタイトルを見ると「今月のラッキースペース」でした。

他の生まれ月は「高原」とか「海辺」とか「カフェ」とか……とにかくちゃんと「スペース」が書かれているのに「出かけない」……。せめて「自宅」であれば納得できるものを、「出かけない」ということは自宅がラッキーというわけでもない、ということです。
とはいえ、この占いを見ている時点で「出かけている」のですから、これはなんともアンラッキー。
苦笑しつつ通り過ぎたのでした。

それからしばらくして、今度は「3月 節約」と書かれているのを見ました。
その時のタイトルは「おすすめサマーアイテム」です。「サンダル」「日焼け止め」「日傘」のなかに燦然と輝く「節約」の2文字。どうやら、ちょっとしたジョークを交えた占いなのだと、気づいた次第です。

猛暑の今月はタイムリーに「熱中症対策」
「出かけない」は、今回の場合、確かに間違いではありません。家の中にいても熱中症にはなりますが、炎天下、外出するのを避けることは、対策のひとつではあります。ので、ちょっとパンチが足りないかな。
「水分補給」は全うな回答。「日本脱出」は……脱出して海外リゾート地に行く方もおそらくいらっしゃるのでしょうから、あり。
と見て行くと、ありました。
「あきらめる」
これには、「むしろ、あきらめちゃいかんだろ」と思わず突っ込み。
夏の暑さを諦観とともに受け入れるのとは訳が違います。熱中症対策を諦めたら、それは命に係わります、まったく……真面目にやってくださいよ、と、たかが占いにブツブツ文句を言いつつ通り過ぎたのでした。

とはいえ、立秋過ぎた直後の暑さよりは、だいぶましになってきた今日このごろ。風が吹きぬけてくれるのが、暑さを凌ぎやすくしています。
この時期、我が家の特等席は南方向からの風も北方向からの風も通り抜ける廊下。長く伸びる姿が点々と並ぶ隙間に座り込んで、風呂上りの火照りを冷ましつつ、猫の尻尾と戯れる夏の夜……。

2013年08月23日(金)



 体温を気温が超える猛暑です 蝉も暑いか声もまばらに

蝉時雨というぐらい、夏は蝉の声がそれはもうミンミンと途切れなく降り注いでくるものです。
特に気温の上がる昼ぐらいから夕方までは、声を聞くだけで「あつ〜」と言いたくなるほどでしたのに、このところ、むしろ静かと言ってもいいほど。
余りの猛暑に蝉もダウンしているんではなかろうか、と心配になります。

その一番の暑さを記録した昨日から、リュウがサッカー部の合宿です。
4年まで部に在籍できるそうですが、来年は卒研に専念したいので今年で引退とか……小4から、ずっとサッカーをやってきた彼の、最後の合宿。
ちょっと感慨深いかも……。

小学校時代のクラブチーム、中学校時代の部活とクラブチームのかけもち、高校時代と大学の部活。
本人曰く「おっかし〜な、高校に入るとき、サッカーで学校を選ばないと決めた時点で、楽しく趣味でやっていこうと思ったはずなのに」、コーチとぶつかって部員が全員辞めても、一人残って活動していた半年のことを後で知って仰天したものです。大学に入ったら入ったで、同好会にでも入るのかと思えば、体育会のサッカー部。
試合だ遠征だというたび、週末だというのに朝5時おきで朝ごはんと弁当を作るのも、もう残り少な……。
ご飯ご飯と1日中、リュウのご飯のことばかり考えていたような成長期から、気が向けば自分でご飯を作るようになった昨今。
親なのでいくつになっても心配はするのでしょうが、少しずつ肩の荷が軽くなっていくのを、感じています。

さて夏といえば、ニャンちゃんのオシッコの出が気になるのですが、このところ安定していて嬉しい限り。
ニャンが来たとき小学校2年生だったリュウが大学3年(1年浪人してるからプラス1)ですから、ニャンは今年の10月ごろに15歳になります。人間で言うとお爺ちゃん。60台に他界した私の母はもちろん、父よりも人間年齢では長生き。私の母方の祖母は母よりも長生きしたので、ニャンにはぜひ祖母を超えて長生きしてほしいと望んでいます。

夏の心配事のもう一つが、ショーの食欲。夏に限らず少しずつ食べる量は減っていっています。もともと我家の猫のなかで、亡くなったあみちゃんと並んで痩せ型でした(というか、ほかが丸々していた……)。
なるべくカロリーの高いフードをと思うのですが、どういうわけかニャンと練々の減量対策のフードを好んだり、食べるときもがっつかず適量でご馳走様だったり。
ただ食べる意欲がないわけではなく「気に入ったものを気に入ったタイミングで少量食べたい」的な感じなので、ショーに限ってはご飯をねだってきたときには常に、新しいものを皿に食べきれる量だけ出す、ということを気をつけるようにしています。
何せ、食べ残しがあると漏れなく完食してまわる練々がいるので……。
その練々も、やはり年のせいか、以前ほどは食べなくなりました。だから、以前ほどまんじゅうではなくなりました。そうなってみると、以前の福々としたまんじゅう姿が、ほんの少しだけ恋しかったり。

キラちゃんも変わらず、洗面所と私の仕事部屋(両方のドアが廊下を挟んで斜に向かい合っています)を行ったり来たり。食欲はやはり少し落ちました。でもキラも、体重を落としたほうがいいと言われ続けてきたグループの一員なので、これぐらいがちょうどいいところでしょう。

さて、これから昼食。
焼きビーフンでも作りましょうか、自分ひとりのために。

2013年08月11日(日)



 スパイス並べ悦に入る 夏の味、夏の香りを取り揃えて

我家の夏の定番調味料はサルサと水キムチ、なんてことを去年の日記に書きました。
今年、新たに加わったのが、自家製ソムタムの素もどき。

ソムタムというのは、青パパイヤを使ったタイの屋台料理。
実物を食べたことはありません。ただ、とある料理マンガで作り方を見た10数年前より、青パパイヤの代わりにキュウリやスイカの青いところやゴーヤを使って作っている我家の夏の定番です。
今回、改めてレシピを調べたら、ナッツを使う場合と使わない場合があったり、調味料の種類なども微妙に違っていたりするのですが、おそらく私が見たマンガでは、当時、手に入りやすい食材でレシピを組み立てたのでしょう。
基本は生唐辛子や干し海老を叩き潰し、調味料を混ぜあわせ、生野菜と合えます。とにかく、ガツンと辛さが引き立つサラダです。
本場の味は知らないものの、夏になると食べたくなります。まあ、青パパイヤではない時点で、もどきももどき、なのですが。

今まで律儀にすり鉢で生唐辛子や干し海老を摺っていたのですが、今年、フードプロセッサーを使えばいいじゃんと、10数年目にして気づいたのでした。けっこう、料理は基本、手抜きできるところは手抜きするのに、なぜ、律儀にすり鉢に拘っていたのか、謎です。
とにかく、そんなわけで干し海老、ピーナッツ、生唐辛子をフードプロセッサを使って粗微塵に。これに、ナムプラー、ココナッツミルク、潰したにんにく、レモン汁(あれば、タマリンドを使うとおいしい)などを混ぜ合わせ、トマトほかの野菜を和えれば出来上がり、というわけです(全部の調味料は揃わないことも多いので、適当に代用しますが)。

で、ぐるぐる回るフードプロセッサを見ていて思ったのでした。これって、トッピングになるんじゃね? なので、残りのピーナッツや干し海老を使って大量に作ってみました。もちろん生唐辛子も入れて。
結果、これが、素晴らしい。サラダに振りかけてもおいしいし、肉によし、魚によし。なんで、もっと早くに気づかなかったのだろうと後悔するほど。

実は、今年の異常気象のせいか、旬のはずのトマトが高くて、気軽にサルサを作ることができず、へこんでいたのでした。
でも、我家の夏はこれで大丈夫。というわけで、今年の我家のヒットはゴーヤのソムタム風サラダです。

2013年08月03日(土)
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