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■ 晩御飯、おかずは何がいいですか? 返った答は「魚類」でした
今朝のこと、私と時間差で出かけるリュウ(朝ごはん中)に「夜は?」「帰りは遅いけどウチで食べる」「何か、おかずの希望ある?」 双方に少々余裕のあるときの、いつもの会話です。
しばしの沈黙の後、返ってきた言葉は「魚類」 玄関に向かう途中だったので、何気なく「わかった」と答えつつ居間を出て靴を履き玄関ドアを開けて……から「魚類?」 その時点で当然のことながら、ドアは閉じていました。 「魚類……ですか」と呟きつつ仕事に向かう母でした。
魚が食べたいときは「魚」と答えるリュウなので魚限定ではなく幅広く海鮮物が希望だったのだろうと思うのですが……それにしても「魚類」……。
先日、家事の合間に見ていたアニメで、遠い未来、宇宙を生活基盤としている"人間"(仮にA)と地球を生活基盤としている"人間"(仮にB)が遭遇する、という、いわば異文化交流的な場面があり、Bが友好の印に魚の干物をAに渡す、という場面があったのですが、その時「これは何だ?」というAの問いに、データ解析を兼用しているAの搭乗機が「海洋生物の死骸」と答えて爆笑したのですが……。
夜のおかずの希望を聞いて「魚類」と返すリュウに、「今日は魚の死骸を野菜と一緒に植物性の醗酵食品と基本とする調味料で加熱処理したものと(サバの味噌煮、根菜寄せ)、魚類の一種である甲殻類の殻つき死骸を油で加熱したものに(ソフトシェルシュリンプのから揚げ)、植物と菌類を加熱処理(白菜と木耳とエノキの炒め)したものですよ」と答えればいいのだろうか、なんてことを考えながらご飯の支度をしました。
人間の食するものは遍く、生き物の死骸……さて、猫が本来食していたものは、もっと生身の生き物だったのかもしれません。 でも、人間の生活が変わるように猫の生活も変わり、今となっては動物や海洋生物の死骸を基礎に、ビタミンやミネラルを添加した固形物が、猫のご飯となったわけです。そのことに、果たして本猫は不満を抱いているのか、いないのか。 その生活しか知らない仔たちに聞いても、意味はありません。 ただ、まあ、自己満足として「今がいいよ」と思って欲しいなぁ……そんなふうに思った、五月の一日。
2013年05月28日(火)
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