にゃんことごはん
ごはん



 トイレまで付いてくるのは君だけよ お願いだからドアは閉めてね

何回か話題にしていますが、我家のトイレのドアは、ラッチボルトと受け金具のストライクのかみ合わせが甘く、普通に閉めたのではボルトがきっちりと嵌りません。つまり一見、閉まっているけれど、ちょっと力が加わると簡単に開いてしまうのです。
とはいえ、リュウと私の二人しかいない家で、しかもトイレ使用中は電気がついているのがドア下の隙間からはっきりとわかるので、そうそう不都合が生じることはありません。

不都合なのは……ショーがおきているとき。これも何回か書いていますが、何故か、私がトイレに入るとショーが必ずドア下の隙間から前足を差し込んで、ドアをひき開けてしまうからです。
きっちりノブを引いてボルトがカチリとはまる音を確認すればいいのですが、面倒なのでそんなことをしない私が悪いのですが。
何故、トイレに入った私を追ってトイレの中に入ってくるのか、いつも不思議です。

リュウがまだ1歳ぐらいで後追いの激しかったころ、トイレに入った私をいつもトイレの前で待っていたことを思い出します。

我家の猫一号はニャン太郎で、だから彼は特別な猫なのですが、私にとって特別な猫はショータローです。

ニャンは(何度か書いていると思いますが)、リュウが弟の代わりに猫でもいいよ、と言ったから、貰い受けた猫です。
同じ話を何度も書くのは、思い出すたびにちょっと楽しい気持ちに私がなるからです。だから、同じ話をしつこく書きます。もしかしたら何度も書くうちに脚色されているかもしれません。前との違いを指摘してくださる方がいたら、検証してみたいと思います。

一人っ子のリュウに「(一人っ子は寂しいから)相手を見つけて弟を作って」と言われた時(カップル成立的なTV番組を見ていたときのことで「あれに応募しなよ」と言われたのでした)、「仮に相手ができても私は子どもを産むには年をとっているから難しいし、仮に妊娠しても弟か妹かは決められないから、ハムスターでもいい?」と聞いたのでした。弟→ハムスターの飛躍に、我ながら笑ってしまいますが、しばらく考えて「ハムスターがいい」と答えたリュウも相当なものです。

因みにリュウは「○○"で"いい?」と私が聞くと、それでOKの場合は必ず「うん、○○"が"いい」と答えます。彼なりの拘りなのでしょう。面白いなと思いつつ、ちょっとほっこりする母です。だって、今日のご飯は手抜きしようかな→「○○でいい(自分にとって楽なメニュー)?」のとき、「○○がいい!」と帰ってくると、よっしゃと思いますもの。ついでに、一品追加したりして。

閑話休題。とりあえずペットショップにハムスターを買いに行きました。ところが、近場のペットショップはすべてペットのご飯売り場でハムスターはいなかったのでした。
「じゃあ、今日は仕方ないから、次はハムスターのいる店に行く」ということで一件落着。

10年以上も前のことで、ハムスター探しからどれぐらい時間が経過したかは覚えていないのですが、ハムスターの件を蒸し返された記憶はないので、それほど経っていなかったのではないかと思います(当時は、本気でハムスターを飼うつもりだったので。実は余り動物を家の中で飼うことに賛成ではなく、ハムスターなら小さいからいいか、ぐらいのつもりだったのです)。

友人が、マージャン仲間が捨てられ猫を保護して里親を探していると言うので「どう?」と声をかけてきたのでした。ネットで写真を見ると、それはそれは可愛いキジ白の子猫で、友人曰く「キジは気立てがよく、おしゃべりでフレンドリー、ちょっと犬っぽいところもあって飼いやすいよ」と言うので、リュウに「ハムスターでなく猫でもいい?」と猫の画像を見せると「この仔がいい!」
で、クリスマスを間近に控えたある日、ニャンが我家に来たのでした。

なのでニャン太郎は私が「この仔」と思ったわけではなく、リュウのために来てもらった仔でした、最初は。ところが、ニャンが来て私はすっかり夢中、猫という生き物の魔力に捕まってしまったのです。「なにコレ、何このひたすら可愛い生き物は、愛らしくてラヴリーで(意味同じw)マジ天使」みたいな。
なので、一頭飼いではリュウも私もいない間、退屈だろうから、と「次のウチの仔」を探し始めたのは私でした。ネットの里親募集を見て「この仔」と思った仔(♂)を、保護主さんから「最初がオスだから、次はオスよりもメスがいい。他の仔を紹介します」と却下されてちょっぴり傷ついたこともあり、ネットの里親募集は見なくなったりしていたときに、ペットショップでショーと出会ったのでした。

ひと目ぼれでした。たぶん、お互いに。
なぜなら、ショーはガラス越しにピョンピョンと私の手に飛びついてきて、店員さんがケースから出して触らせてくれたときにも、私の腕から肩によじ登ってじゃれてくれたのです(もしかしたら、私じゃなくても同じだったのかもしれませんが、そんな可能性は断固、考えません)。

でも、ペットショップで猫を買うことには抵抗があったので、一度は帰宅したものの、どうしても「あの仔」がいい、という思いが消せなくて、ショーはウチの仔になりました。
だから、私にとってのショータローは運命の猫。だからショーは私のストーカー猫。当然です、相思相愛、だから。でも猫だから気まぐれ、ストーキングしていたはずなのに、何か別のことに心奪われていたり。でも私も気まぐれなので、ショーの執着具合の気まぐれさも、私には心地よいのです。
だからストーキングモードのショーがトイレに付いてきても、私も気にならないのかも。

困るのは入ってきて私の顔を見て、足元にスリとして出て行くのですが、ドアは閉めていってくれないこと。毎度、ショーの身幅分、あいているドアを閉めるのに、苦労する私です。

ニャンやショー以外のどの仔との出会いも、もちろん運命です。だから、どの仔も運命の猫ではあるのですが、でも、やっぱりショーは特別な仔。
今も何故か私の仕事部屋の前で、バレリーナ立ちの足に尻尾を巻きつけて、私を見ています。
「ショーちゃん、なーに?」「可愛いね、なんでそんなに可愛いの」「長生きするんだよ、う〜んと、長生きするんだよ、尻尾が二つに分かれても長生きするんだよ」と勝手に話しかけています。
うん、傍からみたら、気持ち悪いな。

新学期で飲み会の多いリュウ。外食が多くなるので「野菜が足りない」そうです。
一昨日、飲み会で帰宅せずそのまま部活、バイトだったので、昨日の夜はロールキャベツのマッシュルームクリーム煮、海老とアボカドとレタスのサラダ、酢漬けの大根ときゅうり。
今朝(というか昼過ぎ)のご飯はトマトたっぷりのミートソーススパゲッティ1人半前、レタスとアルファルファのサラダ、キャベツとじゃがいもとにんじんのスープ。
さて、夜は何にしましょう。
半そででも十分なぐらいの気温からここ数日、コートが欲しいほどの寒さなので、鍋でもするかな。白菜とか大根とか青菜をたっぷり入れて。

2013年04月21日(日)



 ホタルイカ 目刺し ししゃもにしらす干、ソフトシェル海老、あとは何かな?

健康法の一種といいますか……所詮、人間も生き物を食らって生命を維持しているわけですが、その食らう生き物について、丸ごと食らうのがよろしい、という考え方があります。

肉食獣は(もちろん猫も)、実は、草食獣の内臓を食べることで、人間で言うところの野菜を、草食獣の体内で分解されつつある状態で摂取している……らしいです。もちろん肉(筋肉や脂肪)も食べますが、内臓も食べることでトータルな栄養バランスがとれるとか……。
もっとも人間も含め動物の種によって必要な栄養素は微妙に異なるようなので、内臓と言っても、それが肝臓なのかすい臓なのか腸なのか胃なのか肺なのか、どれが必要なのか、代替するものがないのか、それとも全部必要なのか、その辺を研究した人がいるのかどうか、それはわかりません。

ただ漢方の理論の一部にも、わずらっている部位を治癒するには同等の部位で補う……たとえば、肝臓が悪いのなら肝を食せ、みたいな感じの考え方があります。(もちろん、漢方の理論がすべてそれ、というわけではありません、あくまでも、一部。むしろ基本は陰陽にあります)
その考えに準拠すれば、体丸ごと食せば、対応する各器官に結果が生まれるわけですから、健康になりそうです。

ということで、丸ごと食べられて栄養素を総合的に摂取できるメニューをタイトルに並べてみました

私が好きなのは、単純に「おいしいから」に尽きるんですけれどね

2013年04月09日(火)



 早い桜も散り初めし 坂道に佇む野良の絵になることよ

昨日から降り続いた雨で、公園の桜はだいぶ散ってしまいました。特に開花の早かった樹の花は、ほとんど残っていません。
その代わり、公園内の道がほんのりピンク。
雨が上がり少し気温も高くなったからか、その坂道に白黒の野良とサビの野良がいました。ゆるくカーブした坂道を登ろうとした私の視線の先、斑に桜色のアスファルトに浮かび上がる猫のシルエットが、とても綺麗でしばし足を止めて見入ってしまうほど。
絶好のシャッターチャンスだろうなぁ、と思いつつ、しっかりと心に焼き付けました。そうすれば、いつでも記憶の引き出しから取り出して眺めることができますから。

まあ、記憶というのは後々、修正されたりもするようですが、いいじゃありませんか。ソフトフォーカスでシワやシミを隠すようなもの、と思えば。

そういえば、先日、猫の短期記憶は16時間と言うのを聞いて、びっくりしました。
人間では20秒ぐらいだそうです、短期記憶。それは、たとえば買い物をしてレジで「○○円です」と言われ、その金額を用意する間、覚えていればいい記憶だそうです。

確かに買い物をして支払いを済ませた後、自分はさっき○○円の買い物をしたとずっと覚えてなどいませんね(と思いますが、それは私だけでしょうか?)。
とりあえず短期記憶が20秒ということは。「あ、あれをしよう」と席を立ったのに、「あ、あれ? 私何をしようとしていたんだっけ?」と思ったとしても、席を立ってから20秒以上経過していれば、別に不思議でもなんでもない、ということですね、うん。
決して、ボケではない、と。ヨシヨシ(←え〜)

ただ「これは覚えておかなければいけない」と意識して覚えた事柄については、長期記憶の領域に記銘されるらしく、人間の脳はその容量が半端ないということらしいです。長期記憶に保存するためには、いろいろな方法があるらしいですが、それは今回の話には関係ないので省きます。

猫の短期記憶が16時間という話です。
これ、さっき買い物したときの金額を半日以上も覚えている、ということですよね。確かに、獲物を追っているときの猫の執念深さを考えると納得できます。
家の中に紛れ込んできた虫を追っている最中に、その虫をひょいと掴んで外に逃がしたとします。突然消えた虫の行方を、それはもうしつこくしつこく、虫が入ってきたところから辿って消えた地点まで、何度も何度も追跡するのを、幾度となく見てきました。
私が逃がさなかったとしても虫が自発的に逃げていくこともあり、それでも、やはり何度も追跡します。逃げたと思った虫がカーテンのヒダに隠れようものなら、じーっと睨みつけていたりします。

単独で狩りをする生き物だからなのでしょうか。その辺は、ちょっと調べて見たものの、よくわかりませんでした。
だいたいにおいて人間は、人間の生活に役に立つことについては真剣に研究しますが、それ以外のことについては放置に近いですので、犬の生態よりも猫の生態については、おそらく研究課題そのものが少ないのでしょう。
関係ないですが、研究者の大半は男性なのでバイアグラの使用については認可が早かったけれど、いまだ女性の生理痛についての研究は遅れていて、生理痛軽減のためのピルの処方もままならない、と薬学関係の仕事をしている友人が嘆いていましたっけ。その話を聞いたのは15年ぐらい前のことなので、今は少しは改善されているのでしょうか?

そんなこんな。

そういえば、ここしばらくご飯のことをあまり書いていなかったので。

今日の朝ご飯は、ほっけのアイリオ(にんにく)・オーリオ風味with焼きナス、じゃかいもとたまねぎの味噌汁、キャベツとレタスとキュウリとミニトマトのサラダwithヨーグルトとチーズとドレッシング。
昼はハンバーガー、豚肉のソテーとチーズのサンドイッチ、シナモンシュガー・バタートースト
夜は食べて帰ってきたそうで、「ご飯は?」「食べた」「コロッケあるよ」「食う」「ソーセージあるよ」「食う」
食うんですね、結局。まあ、それでも体脂肪率は私よりはるかに低いんで、仕方ないか。







2013年04月03日(水)
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