にゃんことごはん
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 猫の日に犬のドラマに涙する 恋バナよりも犬が気になる

帰宅してニュースを見ようとTVをつけ、晩酌しながらそのままロードショーを見てしまいました。警備犬の話。

今となってはバリバリの猫派ですが、実は、子どもころ犬を飼っていました。気のいい仔で、その仔がウチに来た当時、まだ2歳ぐらいだった妹が一緒に犬小屋で寝ていた、という……。
庶民の家の番犬というポジションの雑種だったので、今思うと、散歩も十分にさせてあげていたのかどうか。時々、私がその仔を散歩させていた記憶がありますが、何しろ、昭和40年代の話です。
今とはペット事情もまったく異なっていました。

私が中学2年の春、今のマンションに引っ越すことになり、その仔は連れていけなくて、父の知り合いが引き取って下さったのでした。
広いお庭のある家で、ウチよりもいい待遇で過ごせるんだがら、と母に説得されて、泣く泣くブラシをかけたのを覚えています。

なので、ニャンがウチに来るまでは、どちらかといえば犬派でした。

ドラマは、まあ、キャッチーな感じの筋書きで、面白かったと思います。
というか、動物を使うのは反則ですよね。だって、可愛いに決まってますもの。特に犬は、主に忠実だからドラマになるのが、最初からわかってますもの。
と、思いつつも、ラスト近く、怪我をした主を助けるために走る姿に涙しました。

で、主人公とヒロインが、火事になった現場から逃げるとき、爆発が起きて……のあと、主人公がかばったヒロインと主人公との感動の場面で(二人が互いに恋愛感情を意識して、みたいな)、犬は、あの犬はどうした、と、やきもきしていました。お前らは、どうでもいい、好きにやってくれ、だから、犬は……と思ったとき、その仔が走ってくる場面で、滂沱の涙が。
ほんと、我ながら、こういう安い演出にひっかかるんだから、と思いましたことですよ。
でも、あの仔は可愛かった、うん。

そして私がテレビを見ている横で、ホットラグを敷いた居間の椅子の上で、寛いでるショーとニャンを見ながら、この仔たちが、ドラマの犬のように私を助けるために必死に走る姿など、まったくもってこれっぽちも想像できなくて、笑ってしまいました。
そこが猫のいいところ。

膝の上で香箱を作っているニャンの重みに耐えながら、この日記を書いてます。
ニャン太郎さん、お尻、はみ出してますが……よろしいのでしょうか?

2013年02月22日(金)



 膝の上と両手に猫 花なら軽いが猫は重い

春から秋は洗面所のタオル籠の中や洋箪笥の上に陣取っている、ヒッキーなキラが、寒い季節は私のパソ椅子に陣取ります。
椅子にホットラグを敷いているから。
洗面所に行火を置いてもいいのですが、せっかくだから冬の間だけの特別、ヒッキー娘とのふれあいを堪能したいので。

このラグは電源を切らず、私が外出するときもそのままです。
コードも幅広で猫にかじられたりする心配もないし、接続部も安全なので冬中つけっぱなし。
キラはラグの上で解けたり、丸まったり、時々、練とニャンが一緒に団子になっていたりします。

椅子は大き目の肘掛つきの事務用なので、キラがいて私が座ってもまだ余裕があります。
で、練がやってきてキラの反対側に潜り込み……。
ニャンがやってきて膝の上に陣取る……。

なぜか、いつも膝の上はニャン。
一番、体格がよくて重いニャンが膝の上。
……ニャンも半分ぐらいお尻が落ちているのに、いいのでしょうか?
左右にニャン、練で、膝の上にキラなら楽なのに……。
と思いつつ、両手と膝の上に花ならぬ猫状態で、パソコンに向かいます。

つい思うのは、花なら軽いのになぁ……(ええ、もちろん“花”というのが“女性”の比喩なのはわかっていますが、ここは敢えて“花”で)
行儀よく膝(というか腿)に座るニャンちゃんの肉球が、少々痛い冬の夜。

ところで、男性は、両手と膝の上に女性……という状態は果たして嬉しいのでしょうか。
なんか、CMだかなんだかで、そういう「男性が持てていることを表す」映像を見たことがあるように思うのですが
まあ、嬉しいのかな。

2013年02月20日(水)
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