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■ もしも我家の猫が人間だったら……きっと嫌だろうなぁ
部活だクラブチームの練習だと忙しいリュウに、珍しく何も予定のない祭日。風邪をひいて鼻をグズグズ言わせながら、猫まみれになっている。
私は仕事があって部屋に引きこもっているものの、昼食のときには一緒に食卓について、あれこれとおしゃべりしていた。そこへやってきたポッポ。 しゃべりながらもリュウはポッポを撫でる。ポッポはテーブルの上でひっくり返って、空中で手をモミモミする。うっとりする。ついでに、屁をかます……。 「ねえ、ポッポが人間だったら、ヤだよねえ」と私が言うとリュウが「だよねえ」と頷く。「だって、フケ症でデブのオヤジだよ。でもって、平気で屁こいたりするんだよ」「そうだよねえ。ポッポ、猫でよかったねぇ」 グルグル言いながら、ふくよかな腹をさらすポッポ。その無防備さも、猫だから可愛いわけで。
「でもさ猫って、人間だったら友だちになりたくないタイプばっかりじゃん?」とリュウ。 「だねぇ、練々は貢がれて当たり前って感じのヒモになりそうだし」とわたし。 「ニャンちゃんは、猫だから可愛いけど、友だちにしたら、ちょっと神経質でおせっかいで、気を使っちゃうよ」 「キラリンやあみっちは?」 「キラリンはさぁ、アレだよ、気まぐれなくせに自分が甘えたくなると『さあ、わたしをかまってよ』タイプの女子。一番、始末におえない」……おいおい、なんか苦労でもしたのか? という私の心の声をよそにリュウは言う。 「で、あみっちは女王だろ? 『わたしをかまってもよくってよ』って感じでさ……あみっちとか、ショーちゃんとかは、アレだよ。前にあったバラエティ番組さ、ほら、彼女とか彼氏に裏切られたって子が『彼氏(彼女)って、ひどいんですよ』って視聴者に訴えるのがあったじゃない? あれに、訴えられるタイプ?」 ありました、そういう番組。 「うん、確かに。あみっちは『下僕が貢のは当然』ってタイプだからね。ショーも『別にぃ〜僕がほしい、って言ったんじゃなくて、向こうが勝手にくれたんだし〜』とか言いそうだよね」 「だよね。あみっちなんて、『こいつ、プライド高いけど、俺の前じゃ甘ったれの可愛い子なんだ』とかって勘違いされそうだよね」
猫のことを話しているはずなのに、なんか妙に身に迫る会話なのは、なぜ?
◆体育祭が近い。1キロを競争する長距離走の選手に選ばれたリュウがぼやく。「でも、走るの好きじゃない?」と言うと「違うよ。走るのは、それほど好きじゃないんだよ。でも、負けるの嫌だから、頑張れるところは頑張るだけでさ」。 それは、知らなかった。「でも、小学校のクラブチームのマラソン大会は、楽しみにしてたじゃない」と言うと、「あれはさ、あそこぐらいじゃなくちゃ、おいらが『勝った!』って言えるのがなかったからだよ」 おや、まあ。びっくり。そんなに勝ちが好きですか? 「じゃあ、試験があるから100点とろうと頑張れるけど、中間とか期末とか、試験がなかったら、勉強しないタイプ?」 「うーん。理科と数学は試験なくても、好きだから勉強すると思うけど。ほかは試験なかったら、しないかも」 試験があってもなくても好きな教科しか勉強しなかった私とは大違い。 子どもって奥が深い。ついでにリュウ、「おいら、家庭科好きよ」「どうして?」「だって、理科みたいじゃん」
9.22(水)雑穀米 ※部活朝練、クラブチーム練 * 朝−鯵の干物、豚肉とキムチ炒め、豆腐と若芽の味噌汁 * 弁当−サンドイッチ;全粒粉パン=ベーコントチーズとキュウリ(マヨマスタード)、鶏もも肉と卵焼きとレタス(トマトソース)、白パン=クリームチーズとカシスジャム、アスパラの豚肉巻き、まぐろとマイタケの胡麻和え * 夕−牛肉とトマトのパスタ(バジル、にんにく) * 夜−豚肉とピーマンのバターライス ポテトサラダ(レタス、きゅうり、にんじん、たまねぎ)、小松菜の揚げの味噌汁 * 他−牛乳800ml、ドラ焼き3個
9.23(木)雑穀 * 朝−チーズトースト、シュウマイ、アスパラ塩焼き、ワカメのスープ * 昼−マカロニグラタン(玉葱、クリームチーズ、牛乳、ピーマン、小海老)、牛肉と小松菜炒め * 夜−じゃがいもと玉葱の炒め物アンチョビ風(かつおのハラモ)、豚肉の生姜焼きwithもやし炒め(ごま)、卵スープ(ナガネギ) * 他−牛乳600ml、せんべい、デラウェア2房
2004年09月23日(木)
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