にゃんことごはん
ごはん



 ソファはだれのもの?

ちょっとだけ模様替えをした。と言っても、ひとり掛けのソファの位置を、風の通りのいい場所に変えただけだ。

予定では、このソファに優雅に座って、サイドテーブルに飲み物なんぞ置いて、読書にいそしむはずが……気がつくと、ポッポが寝ている。ポッポに寝られると、私が座る隙間もない。そして当然、ジュリナもやってくる。隙を狙って、キラリンが割り込む。

だれもいなくなった、今がチャンス!と思うと、猫の毛だらけ。仕方なくカバーをかえて、汚れたほうを洗濯する。もどってみたら、あみっちがちゃっかり寝ている。あみっちは小さいから隅っこのほうに座れないかなと思っているところに、ニャンがやってきて、二匹は毛づくろいを始める。あっそ。私は邪魔なのね。

あみっちとニャンを別の場所でみかけたので、やれやれと思ってソファに行くと、練々がど真ん中に寝ている。仰向けに腹を見せ大股開きで……あまりに節操のない無防備な寝方なので、割り込む気にもならない。

せっかく模様替えをしたのに、私はまだ、あのソファに一度も座っていない。
リュウが聞く。「ねえ、ママ。ソファ……座っていいんだよね」
私は答える。「座れるもんならね」

◆リュウのおかげで、サッカー三昧の連休だ。デカいデカいと思っていたリュウだが、強いチームにはリュウなどメではないぐらいデカい小学生がいる。高校生?と思うぐらい、デカくて顔も大人っぽい。でも、試合が終わってチームメイトとじゃれてる姿を見ると、やっぱり子どもだった。

28日(月)
* 朝−さつま揚げwith大根おろし、ゴボウとミズナとネギのみそ汁
* 夜−ラムチョップwithモヤシとピーマンのサラダ、ベビーリーフと蒸し鶏の胡麻和えwithトマト、ミズナの揚げの炒め物、ブロッコリーのチキンスープ

29日(火)
* 朝−鮭の塩焼きwithベビーリーフとピメントのマリネ、ジャガイモと玉葱のチキンスープ
* 昼(試合につき弁当)−サンドイッチ(ソーセージとベビーリーフwithマヨネーズ&マスタード、卵焼きとチーズとレタスwithマヨとマスタードとケチャップ)、お握り(ヒジキ&紫蘇の実、梅干&ゴマ)
* 夜−鮪のカルパッチョ(トマトほか香辛料)、独活と蒸し鶏の味噌マヨ和え、もずく酢、豚肉とタケノコとピーマンの細切り炒め、もやしとネギの中華風スープ

2003年04月29日(火)



 思い出の猫

猫に関する最初の記憶は、実は死んだ猫の感触だったりする。

小学校のころ住んでいた家のガレージで冷たくなっていたどこかの猫。確か白っぽい猫だったように記憶しているが、違うかもしれない。猫が苦手な母は、死んだ猫はもっと苦手だったようで、見た途端寝込んでしまい、私が布に包んで埋めたのだ、という話は、以前にもこの日記で書いたような気がする(書こうとしてやめたのかもしれない。いずれにせよ、よく覚えていない。これは間違いなく健忘症だ)。

あのときの、冷たく硬い感触は今でも忘れない。

今の私には、初めて我家に迎えたニャンの人間よりも少し高い体温や、ショーのアメショー特有の冷んやりとすべらかな手触り、膝に乗ってくるあみっちが見せるまなざしや、ポッポの胸元にある小指の爪の先ほどの白い毛や、ジュリナの体つきに似合わぬか細い声、キラリンを抱き上げたときに肩に感じる前脚の肉球や、顔を寄り添わせるようにしてもたれかかる練々の重み……等々といった記憶が、日々、増えていく。

それでも、時折、あの命のなくなった名前も知らない猫の感触を思い出したりする。

実は、父が他界し葬儀のために横たえられた体に触れたとき、同じ冷たさと硬さで横たわっていた猫のことを、唐突に思い出してしまった。
ああ、父は死んだんだ、と実感した。
その少しあと、母が他界したときも同様だった。
私も死んで1日ほどたつと、こんなふうに冷たく硬くなるのか、と思った。

去年のGW、子猫を虐待死させる過程の画像を、ネットにアップした男がいた。
あの一連の騒ぎのなかで、だれだったかが書いていた、「もしかしたら、その子猫は孤独なあなたの一番の親友になれたかもしれなかったのに」という言葉を思い出すと、今でも涙が出る。

◆夏の陽射しのGW。今日はリュウのサッカーの試合のお当番、午前中は曇っていたものの、午後は燦々たる太陽に照らされてきた。朝早くでかけたので、帰宅したらみなが寄って来て匂いを嗅ぎまくる。グランドの土と初夏の青々とした草の匂いがしたかなあ。

24日(木)
* 朝−卵焼き(ヒジキ、青打ち豆、紫蘇の実、揚げ、タケノコ、コンニャク)、茹で豚とミズナの胡麻酢和え、豆腐とワカメのみそ汁
* 夜−鶏の唐揚げwithレタスとブロッコリー、焼き鳥(ハツ、つくね、セセリ)、トマトと蕪のサラダ、玉葱のディルのコンソメスープ

25日(金)
* 朝−バタートースト、グリーンピースとチーズのオムレツwithミニトマト、茹で豚とピーマン炒め、コーンスープ(玉葱、牛乳)
* 夜−豚肉とミズナの炒め物(ナガネギ)、むきエビと小松菜と豆腐の炒め物、大根と切り昆布の酢の物、麩と朧昆布の澄まし汁

26日(土)
* 朝−バタートースト、茹で豚とトマトのチーズ焼き(マスタード)、クラムチャウダー(アサリ、玉葱、ピーマン、マッシュルーム、牛乳)
* 昼−うどん(豚肉、小松菜、ナガネギ)、ジャガイモと玉葱入り卵焼き
* 夜−明太子のパスタ(海苔)、シーザーサラダ(レタス、トマト、キュウリ、クルトン、チーズ)、クラムチャウダースープ(朝の残り)

27日(日)
* 朝−うどん(小松菜、麩、ナガネギ)
* 昼(弁当)−サンドイッチ(ハムとポテトとピメントのマリネ、ハムとチーズとレタス、チャービル入り卵焼きとトマト)、ソーセージとレタス入りクロワッサン
* 夜−甘エビの刺身withワカメと貝割れのサラダ、カツオとベビーリーフのサラダ(ピメントのピクルス)、長いもの梅和え、レンコンと春キャベツのみそ汁

2003年04月27日(日)



 ネコ下僕の食卓事情

最初の猫であるニャンが我家にやってきた当初、食卓の上にはあがらないように躾ようと思った。そのためには、ご飯のときだけでなく普段から食卓はあがってはいけないところにしないといけないらしい。結局、挫折した。

現在、食事時にテーブルに乗ってくるのはニャンとショーと練々、たまにポッポ。みんな人間のご飯をチェックして好きなものがあるとねだる。ニャンは嫌いなものがあると、砂かけ(=ランチョンマットをひっかく)をしてくれるので、ちょっと困る。

ゆっくり食事をしようと思ったら、絶対に食卓に乗せることができないのが、海苔(ニャンの大好物)、帆立(ニャンと練々の大好物)、鰹節(ニャン、ショーの大好物)。冷奴に鰹節なんて夏は最高なんだが、そんなことをやった日には、こちらが食べていようがお構いなしに、鰹節ごと豆腐が蹂躙される羽目になる。
焼き魚も鶏の唐揚げも、危ない。はたと気づくと、唐揚げの一切れや二切れは拉致されていたりする。

しかし、手をこまねているわけではない。最近、夕飯にこれらのメニューがあるときは、奥の手を使うようになった。猫たちのために少しよけて置いて(←この辺りが下僕)、あとはレモンやお酢をかけるのだ。そうするとすっぱいものが苦手な猫たちは、手を出してこない。
かくして我家の食卓には、すっぱい味付けが増えるのであった。

◆4月も半ばを過ぎ、新学期のドタバタもようやく一段落。
 4年、5年と保健委員をやったリュウだが、今年は学校行事の企画運営を担当する運営委員をやることにしたそうだ。「保健にしなかったの?」と聞いたら、「保健も面白いし慣れてるんだけど、おいらの個性を生かすとしたら運営かな、って」……おいおい「個性を生かす」と来たよ、と口あんぐりの母。「おいら、企画とか考えるの好きだし」……「アイデアを実行に移すのって楽しいし」……「みんなを盛り上げていくのって向いてると思うんだよね」。こいつ、ほんとに私の息子?と思うのはこんなとき。
 さて、頑張ってくれたまえ、と言うしかない母は、今年もPTAの広報委員を引き受ける羽目に陥ったのだった。ま、楽しいからいいか、と思う辺り、もしかしたら似たもの親子なのかもしれない。

20日(日)小雨模様の一日、リュウはサッカーの試合だった
* 朝−雑炊(あさり、ナガネギ、蕪、蕪の葉)、切干大根と刻み昆布の煮物
* 昼(弁当)−サンドイッチ(茹で豚とチーズとレタス、卵焼きとジャガイモ、カツオのソテーとマスタードとキュウリのピクルス)、プチトマト
* 夜−鮪のカルパッチョwithトマトとディル、鶏胸肉の昆布締めゴマドレッシングwithミズナとピメントのピクルス、レタスとワカメとモヤシと揚げのサラダ、クリームスープ(タマネギ、マッシュルーム、牛乳、チーズ、スープストック)

21日(月)
* 朝−バタートースト、茹で豚、ミックスベジタブル炒りオムレツ、インゲンのバターソテー、クリームスープ(昨日の残り)
* 夜−ラムステーキwithジャガイモとニンジンのソテー、レタスとチャービルとピメントのサラダ、マグロと玉葱のチーズ焼き、アルファルファのチキンスープ

22日(火)
* 朝−ひじきご飯(青打ち豆、こんにゃく、ニンジン、ゴボウ、紫蘇の実)、茹で豚とトマトのサラダ、ワカメと揚げの味噌汁
* 夜−天ぷら(ウドの芽、エビ、かきあげ=ホタテとたまねぎ)、大根とアサリと切り昆布の煮物、ミズナと厚揚げの胡麻ドレッシング和え、麩と朧昆布の澄まし汁

23日(水)
* 朝−バタートースト、グリーンピースとチーズ入りオムレツ、茹で豚、トマト、コーンスープ(コーン、牛乳、バター、玉葱、スープストック)
* 夜−牛すね肉のエスニック風煮(トマト、ニンニク、玉葱、ハーブ)withブロッコリーのバター炒め、鶏軟骨の唐揚げwithレタスのサラダ(チャービル、ピメントのピクルス)、蕪とミズナのスープ

2003年04月23日(水)



 踏み踏み

ポンポンすると前脚を踏み踏みするのは、ポッポとジュリナ。
さあ寝るぞというときに、クッションやソファのカバーや布団を踏み踏みするのはショー。

踏み踏みするときというのは、なぜか肉球を開いたり閉じたりしている。
あれは、赤ちゃんだったときにお母さんのおっぱいを(お乳の出がよくなるように?)揉んだ名残りなのだと聞いたことがある。

なるほど、膝に乗ってきたあみっちの頭や喉を撫でていると、前脚がグ&パーになる。赤ちゃん抱っこをすると、宙に浮いた前脚が、それでもグ&パーになる。
ポッポもころんと転がしてお腹を撫でると、前脚がグ&パーになる。
みんな赤ちゃん気分なんだろう。

あまり踏み踏みをしないキラリンが、ひとり用やぐらの上で寝るときだけは、踏み踏みすることが判明したのはこの冬のこと。それはそれは一心不乱に踏み踏みしている。

ニャンの踏み踏みは、今までポンポンのときの後ろ脚だけだった。膝に乗ってきてポンポンをねだるようになってから、前脚踏み踏みをするようになったが、グ&パーはなしのバージョン。だからニャンはグ&パーをやらないのかと思っていた。

ところが! 今日、ソファでデレッと座っているところにニャンが来た。いつもは膝(というか太腿)に乗るのだが、私がデレッと座っていたもので、通常、太腿があるところに下腹があり、ニャンは下腹に乗った。
と、突然、グ&パー付きの踏み踏みを始めるではないか。腹の上で。
それはそれは熱心に、一心不乱に……。
ひとしきり踏み踏みすると、おもむろに香箱をつくって目を細めた。

よほど……踏み心地が良かったらしい……。

練々は今のところ踏み踏みはしない。けれど、ニャンの例もあるから、まだわからない。

◆葉桜の緑が日に日に濃くなる。リュウは試合、日光過敏症の私には恐怖の季節がやってきた。でも、今年は冬がひときわ寒かったからか、嬉しい。

16日(水)
* 朝−小松菜と桜海老の炒め煮、蒸し鶏とキュウリの胡麻和え、揚げとワカメのみそ汁
* 夜−コロッケ(合挽肉、じゃがいも、タマネギ)with春雨サラダ(キュウリ、エビ、ニンジン、香菜)、切干大根の煮物、トマトと卵とレタスのスープ

17日(木)
* 朝−コロッケサンド(レタス)、蒸し鳥とピクルス、クリームスープ(牛乳、タマネギ、ピメント、チーズ)
* 夜−鮪漬け丼(海苔、ゴマ)、山芋梅和え、キュウリと茹で豚の胡麻和えwithレタス、青打ち豆の煮物(タケノコ、しいたけ、コンニャク、刻み昆布、ニンジン)、大根とワカメの澄まし汁

18日(金)
* 朝−トースト、チーズとミックスベジタブル入りオムレツ、鮭とレタスのサラダ(タマネギ)、インゲンのバター焼き、チキンスープ(パセリ)
* 夜−エビチリ(トマト、たまねぎ)withナバナのお浸し、茹で豚の春雨添えwithレタスとピクルス、炒り豆腐(小松菜、ワカメ、干ししいたけ)、アルファルファと卵のスープ

19日(土)
* 朝−カツオのチーズ焼き(チリトマト、タマネギ、ピーマン)、バターライス
* 昼−しょうゆラーメン(ネギ、小松菜、茹で豚)
* 夜1−ハンバーガー、フライドポテト
* 夜2−カレー(牛肉、タマネギ、にんじん)、ポテトサラダ(レタス、キュウリ)

2003年04月19日(土)



 膝のり猫

晴れると汗ばむほどなのに、雨が降ると寒いという四月の天気。猫たちもダンゴになったり、解けたりと忙しい。

最近、ニャンが問答無用で私の膝に乗ってくるようになった。パソに向かっていようと、ご飯を食べていようと、おかまいなし。
自分が膝に乗りたいと思ったら、断固として膝に乗る。その状態でポンポンしろと言う。ポンポンすると人の膝の上でフミフミ。爪は立てないが、痛い。
ひとしきりポンポンされて満足すると、香箱をつくる。
しかしニャンはあみっちと違ってそこそこ大きい猫なので、両手で抱えるようにしないと落ちそうになる(これがポッポだと大きすぎて、膝には乗っからないのだが)。

もちろん、居間の座椅子に座って本など読んでいようものなら、すかさずやってくる。ああ、はいはい、という感じで無視していると、「アン!」と一声鳴いて、撫で撫でしろと催促。
仕方がないので、喉を撫でると目を細めてグルグルグルグル……で、どういうわけか、このグルグルを聞くと私まで眠くなる。

はっと気づくと、ニャンを膝に抱いたままうつらうつらしていたり……。

教訓:急いで読まなければならない資料などは、決して猫を膝に乗せながら読んではならない。

◆給食が始まると食事の支度がだいぶ楽になる。が、来年になると給食ではなくてお弁当になる。食べ盛りの中学生……上に男の子のいるお母さんたちに聞くと、とにかくご飯をギュウギュウに詰めて、あとは「肉!」だそうだ。「朝っぱらからお肉焼いていると、こっちが胸焼けしてきちゃうのよね」。でも、実は私、朝から「肉食べたい」というときがあったりする……んだが、変なのか?

11日(金)
* 朝−チーズトースト、クリームスープ(アスパラ、タマネギ、ニンジン)、茹で豚とレタスのサラダ
* 夜−牛テールの煮込み(トマト、セロリ)、蒸し鳥と野菜のマリネ(きゅうり、ピメント、にんじん)、ワカメとレタスのサラダ(桜海老)、トマトのスープ(タマネギ)

12日(土)
* 朝−グラタン(昨日の煮込み+チーズ+牛乳)、バタートースト
* 昼−しょうゆラーメン(小松菜、茹で豚、ネギ)、揚げの肉詰め焼き(合挽+タマネギ)、インゲン胡麻和え
* 夜−カレーライス(タマネギ、豚肉、にんじん、じゃがいも)、キュウリとヨーグルトのサラダ、切り昆布と揚げの煮物

13日(日)
* 朝−チーズトースト、蒸し鳥と野菜のマリネ
* 昼−餡かけやきそば(豚肉、エビ、小松菜、キャベツ、ニンジン、タケノコ)、茹で豚とミズナの胡麻和え、卵とワカメのスープ
* 夜−鶏唐揚げwithレタスとワカメのサラダ(タマネギ)、ひき肉とインゲンの揚げ巻き(合挽、ナガネギ)、バラーライス(ニンジン、コーン、グリーンピース)、トマトのスープ

14日(月)
* 朝−バタートースト、ハムとキュウリのサラダ、卵とニラとタケノコのスープ
* 夜−カツオのタタキwith野菜(ミズナ、新ショウガ、ミョウガ、きゅうり)、ナバナのゴママヨ和え、蒸し鳥と独活の酢味噌和え、蕪の澄まし汁

15日(火)
* 朝−鱈と根菜のみそ汁(大根、蕪、レンコン、蕪の葉、ナガネギ)、切り昆布と揚げの煮物
* 夜−鶏モモのしょうが焼きwithレタス、キュウリと茹で豚の胡麻和え、切干大根(梅干、刻み昆布)、厚揚げとタケノコ煮、ミズナとエビすり身ダンゴの澄まし汁

2003年04月15日(火)



 多頭飼いの♂と♀

♂4♀3の我家の猫(人間は、♂1♀1なので、合計すると♂5♀4ということになる)。

最初に来たのがニャン♂で、ニャンにお友達がいたほうがよかろうということで来たのがショー♂だ。

けれど、この「ニャンのお友達」候補を探してネットの里親掲示板をさまよっていたとき、「1匹目が♂なら2匹目は♀がいい」という意見をずいぶん見かけた。以前の日記にも書いたことがあるが、直接交渉した、とある里親サイトのオーナーさんは、私が希望した猫が♂の子猫だったがために「1匹目が♂なんだから、2匹目は♀をお薦めします。♀の子猫はコレコレで……」といった具合に、希望していない子猫をお薦めしてくださったもので、それはそれは困惑したものだ。

♂同士ではないほうがいい、の根拠として、♂同士は縄張り争いをするから、というような意見が多かった。で、1匹目が♀の場合は、2匹目は♂でも♀でも、みたいな意見を多く見かけたような気がする。

しかし。実際に飼ってみると、虚勢してしまった♂はいつまでたってもガキンチョで、子猫のようにコロコロと遊んで寝て、仲がいい。
むしろ♀同士のほうが、たとえ避妊していようとも、相性が悪い同士はいつまでたっても相性が悪い(あみっちvsきらりん、あみっちvsジュリナのように)。

たまたまうちの組み合わせでは、そうなっただけ。なのかもしれないけれど。少なくとも、♂同士は難しい、というのが、当たっていなかったことだけは確かだ。

おかしいなあ、と思っていたら、とある獣医さんの意見は、♂は去勢していないと縄狩りを争うけれど、去勢してしまえばそんなことはなくて、むしろ♀のほうが子どもを産み育てるという役割を担っているから、縄狩り意識が強く、警戒心も強い、というものだった。
我家の事例を見ると、こちらに近い。

私は♀で、しかも女子校育ちなもので、自らの経験をふまえると、♀同士のほうが仲良くやっていける……などとは、とうてい思えない。合わない♀同士は、縄張り争いをする発情期の♂よりも、始末が悪い……と思ったりもする。でも、これも私の知っている範囲での話であって、一般化できるものでもない。

まあ7匹もいれば、♂だろうが♀だろうが、いずれ、どうでもいい問題なのだが。
ただ、かつて2匹目の猫に迎えたいなあと思って、(里親募集している方から)断わられてしまったあの子は、元気にしてるかな、と時々思い出す。

◆リュウは新学期。「自分が6年生になると、頼る人がいないなあ、全部、自分たちでやらないと、って気がする」と。私が小学校6年のころってどうだっただろうか? そういう「自分がやらないと」という責任感をもっていたかというと……うーん、という感じだ。

8日(火)
* 朝−チーズトースト、さつま揚げと小松菜炒め、トマトと卵のスープ
* 昼−サンドイッチ(チーズ&ハム、BLT)
* 夜−タケノコご飯(あげ、にんじん、いんげん)、アスパラ牛肉巻き、鶏とエビのシュウマイ(ナガネギ)、キャベツと桜海老のサラダ、蕪と蕪の葉の澄まし汁

9日(水)
* 朝−タケノコご飯のお握り(梅干し、のり)、じゃがいもとにんじんとみそ汁
* 昼−うどん(揚げ、ナガネギ、卵)、茹で豚とセロリの炒め物
* 夜−サーモン刺身wtihトマト、レタスと蒸し鶏の胡麻酢和え、切り昆布と小松菜と厚揚げの炒め煮、タケノコとレンコンの澄まし汁

10日(木)※今日から給食
* 朝−茹で豚とチーズのサンドイッチ、ジャガイモとツナのサラダwithトマト、小松菜とチキンスープ
* 夜−鶏と帆立のシュウマイ(ナガネギ、しょうが)withワカメとレタスのサラダ(タマネギ、にんじん)、野菜炒め(しいたけ、ピメント、厚揚げ、いんげん、豚肉、タマネギ、キャベツ)、卵とタケノコの中華風スープ

2003年04月10日(木)



 振り返れば1年前……

春だなあ、と桜を眺めつつ、去年は桜の開花が早かったんだよなあ、と思い出していた。

去年の今ごろは、あみっちが脱走中で夜毎、捜し歩いたんだっけ、とか。
預かって半年ほどになっていたキラリンをうちの子にする決心をしたんだっけ、とか。
練々が我家にやってきたのも、今ごろだったっけ、とか。

もう、1年たったのだ。

今でも明け方目が覚めて、屋外で鳴いている猫の声を聞くと、ふとあのころの心情を思い出したりする。たいてい、そんなとき、あみっちが音もなくやってきて、私に頭突きをかましてポンポンをせがみにくる。

パソ前にいる私の膝に乗るときと、寝ている私にポンポンをせがむ以外は、触らせない、抱っこもさせないという家庭内野良だったあみっち。今でも家庭内野良であることに変わりはないけれど、膝に乗ってきたあみっちだったら、抱き上げることができるようになった。以前は、膝に乗ってくるのはOKだけど、その体勢から抱っこしようとすると逃げられていたのだ。大した進歩だ(はっ、と我に返ると、あわてて逃げ出すけれど)。

キラリンは最近、口だけニャーに足元8の字すりすり攻撃のあわせワザで、煮干や鰹節をねだるようになった。これは、なかなかの高等テクで、まず、私が振り向くまではか細い声で鳴く。振り向いた途端、口だけニャー。私が立ち上がると、口だけニャーをしながら、両足の間を8の字を描くようにスリスリする。歩きづらいので、私はキラリンを抱き上げる。とさらに、ペロペロと手を舐める。私、腰砕け……。

練々は……言わずと知れたデブで甘ったれだ。毎晩、食卓に乗って、人間の晩ご飯のオカズチェックに余念がない。何しろ、私が晩ご飯の支度のためにキッチンに入ると、いそいそとテーブルに乗って待っているほどなのだ。たまに、そのまま眠っていたりするのが、ショーと似ている。リュウに言わせると「練々の教育をショーに任せたのが、間違いのもと」だそうだ。

そうそう。先月の日記で間違い発見。3月11日、ポッポとジュリナが来た日、と書いたけれど、彼らが来たのは2月だった(たぶん)。その日は、フィズとザビエル(現・雅さんと公太郎)が旅立った日だった。

しばらく我家で同居していた、フィズ&ザビエルとポッポ&ジュリナは血縁だ。ザビもポッポもジュリナもフィズの子どもなのだ。時間的にはフィズ&ザビが我家に来て、しばらくしてからポッポ&ジュリナが来た。で、久しぶりに対面したお母さん(フィズ)からポッポは「シャー」と攻撃されてしまったのだった。

時間のたつのは早い。ニャンが我家にやってきたのは、リュウが2年生の暮れだった。あれから、3年余。リュウも6年生になった。

◆今日は、リュウの学校の始業式&入学式。5年前、新入生として6年生に手を引かれて入場したリュウが、今日は新入生を迎える立場。おまけに、クラスのプラカードを持って、1年生を先導する役なのだそうだ。160を超える身長のリュウに続く1年生は、たぶん100センチそこそこの身長だろう……想像するだけで笑えてくる。帰宅したリュウは珍しく「いやあ、緊張したよ〜」と声変わりした低音で笑っていた(でも、仲のいいお友達とクラスが分かれてスネていたあたりは、まだまだ小学生)。

* 朝−鮭の塩焼き、菜の花からしマヨネーズ和え、蕪と揚げのみそ汁
* 昼−うどん(牛肉、ネギ)、蒸し鳥とアスパラガスの胡麻和え、ワカメと桜海老の酢の物
* 夜−豆アジの南蛮漬け(タマネギ、ピーマン、ニンジン)withトマト、ウドと鶏皮のキンピラ、ゴボウのサラダ(ゴマ)、キャベツとナガネギのチキンスープ

2003年04月07日(月)



 陣取り合戦?

春休みも終わるので、リュウが部屋の大掃除をした(なんで、春休み最後の日になるまでやらないのか。それは親に似たからだろう)。

この1年間の制作物や作文などをダンボールに入れ、不要品はゴミ袋に、教科書やノートを整理して……ふと気づくと、廊下に置いた作品を入れたダンボールのなかに、ショーが入っている。一緒に梱包するところだったじゃないか、まったく……。

すぐに倉庫に持っていけばよかったのだが、明日でもよかろうと、いつものズボラさを発揮してフタだけしてそのまま置いておいたら、ポッポが上にのっかって、バリバリと爪研ぎをしている。ダンボールのフタはポッポの重みでたわんでいる。

爪研ぎにされてはかなわないので、あわてて上からバスタオルをかけておいたら、今度はキラリンがチャッカリ自分のベッドにしている。と、そこへ練々がやってきて、キラリンとにらみ合い。キラリンが負けて、練々が偉そうにダンボールに乗っかる。

そんなこんな、廊下に置かれたダンボール箱(バスタオル付き)は、目下みんなの注目のスポット。入れ替わり立代わり、陣取り合戦で賑やかだ。こんなことなら、すぐに倉庫にもっていくんだった……。

◆せっかく咲いた桜は昨日の雨でだいぶ散った(しかし、昨日は寒かった)。今日は一転していいお天気。格好の花見日よりだった。

3日(木)
* 朝−バタートースト、チーズとトマト入りオムレツ、ブロッコリー、ニンジンとじゃがいものスープ(タマネギ)
* 昼−チャーハン(卵、茹で豚、ナガネギ、エビ)、ワンタンスープ(鶏ひき肉、ニンニク)、大根の甘酢漬け
* 夜−厚揚げと鮭と野菜の炒め物(にんじん、タケノコ、ピーマン、タマネギ)、ウドの皮と豚肉のキンピラ、ワカメとトマトのサラダ(タマネギ、ニンジン)、蕪と蕪の葉の澄まし汁

4日(金)
* 朝−雑炊(鶏ひき肉、卵、三つ葉、蕪の葉)
* 昼−コロッケサンド(レタス)、春キャベツと桜海老のサラダ、クリームスープ(茹で豚、タマネギ、ピーマン、にんじん、牛乳、チーズ)
* 夜−カツオのタタキ、大根と切り昆布の炒め煮(鶏肉)、アスパラとナガネギの揚げ巻き、菜の花とアサリの酢味噌和え、ワカメと麩の澄まし汁

5日(土)
* 朝−バタートースト、桜海老とレタスの卵とじ、クラムチャウダー(アサリ、タマネギ、エリンギ、ニンジン、ピーマン、牛乳、チーズ)
* 昼−ラーメン(茹で豚、ナガネギ、小松菜)、さつま揚げwith大根卸し
* 夜−手巻き寿司(マグロ、厚焼き玉子、菜の花、いくら、いか、納豆、大葉、キュウリ)、春キャベツと青打ち豆のサラダ(タマネギ、コーン)、朧昆布の澄まし汁

6日(日)
* 朝−餃子(豚挽き肉、ニンニク、キャベツ)、ブロッコリーとトマトと蕪のサラダ、タケノコと卵の中華風スープ
* 昼−エビとマカロニのグラタン(タマネギ、牛乳、小麦粉、バター、チーズ)、菜の花のサラダ(もやし、揚げ、ピーマン)
* 夜−薄切り牛肉のサラダ仕立て(アスパラ、レタス、プチトマト)、レンコンと鶏皮の炒め物、切り昆布と切干大根の煮物、ヒジキと紫蘇の実炒め、ワカメとウドの澄まし汁

2003年04月06日(日)



 肉まん

我家の猫の半分は、どういうわけか大型化(デブ化)する傾向にある。

その最たるものがポッポとジュリナだ。彼らは確かに、デカ猫家系ではあるけれど、それにしてもデカい。ニャンも割と大柄なほうだ(ただし、デブではないが)。

あみっちやキラリンは、普通のメス猫の大きさなのだが、子猫のように思えてしまう。そして、なぜか不思議なことに比較的大きくなるはずのアメショーのショーが、それほど大きくない(ニャンより少し小さい感じ)。もっともショーは子猫のときから手足が小さくて、獣医さんに「あまり大きくならないかも」と言われていたのだ。

6匹だったときは、平均値(とそれ以下)と大型が、ちょうど半々だった。

そして練々がやってきた。オッドアイの白猫。神秘の猫……とワクワクしたのも束の間、今では立派なデブである。リュウなど、「あ、肉まんが歩いている」と言う始末。確かに、中華街の路肩に置かれた蒸篭でフカフカと蒸されている肉まんに見える(ちなみに、中華街の肉まんはデカイ)。
日当たりのいい窓辺で丸まっている様は、リュウが3年生のときに学校の生活科でやった肉まん製作過程における、発酵中の生地にそっくりなのだそうだ。

そんなわけで、じわりじわりとデカ系デブ系が優性になりつつある我家なのだった。

◆今日は、冬に戻ったように寒い雨の日。これだから、この時期は油断ならない。せっかく春休みで桜も満開だからお花見をしたかったのだが、さすがに寒々しい雨のなかそこまで酔狂ではなかった。でもせめて、ということで夜桜を眺めながら、晩ご飯を食べに行った。

* 朝−切り昆布と切り干し大根煮、鮭の塩焼き、麩とワカメのみそ汁
* 昼−カツ丼(卵、タマネギ)、ヒジキとミズナの炒め物、三つ葉と大根の澄まし汁
* 夜(外食)−桜鯛のカルパッチョ(タマネギ)、タケノコと生ハム、菜の花と蛤の黄身ソース、アマダイの錦糸蒸し(もち米、フキ)、エビのチーズ焼き&牛ヒレ肉とタケノコwithサニーレタスと山菜のサラダ、生湯葉の粥、桜茶、さくらんぼのムース

2003年04月02日(水)



 お花見、のち、昼寝

折しも桜が満開。咲き始めるとあっという間、という気がするが、見た目で「満開」と感じる時というのは、まだ樹の上のほうに蕾がたくさん残っているのだそうだ。つまり、まだ当分は桜を楽しめる、ということだ。

我家の居間の小窓からは、マンションの庭に植えられた桜(たぶんソメイヨシノ?)と、道路を挟んだ蓮向かいのお庭に咲いている桜(葉っぱと花が一緒に咲く、白っぽい桜……ヤマザクラ?)と、そのさらに向こう、二階建ての洋館の合間から覗く桜(たぶんソメイヨシノ?)が見える。

そして、日当たりのいい窓辺に寝そべって、猫たちがお花見をしている。花を見ているのか、鳥を見ているのかは定かではないが、視線の向こうに桜があればお花見。これが日本人の正しいあり方だろう(嘘ばっかり)。
窓辺大好き猫のニャン、ポッポ、ジュリナ、キラリン、練々がみな、桜を見ている。私はこんもりと固まった彼らの背中越しに、桜を見る。ああ、春だなあ。

ふと気づくと、みんな眠っている。桜を眺めながら、私も昼寝をしたいものだ。

◆元町の川に向かったほうの裏通りに、濃いピンクの八重桜が何本か植わっていて、これもちょうど満開だ。ああ、春だなあ。

30日(日)
* 朝−納豆汁(レンコン、里芋、こんにゃく、大根、豆腐、ナガネギ)、ヒジキと紫蘇の実
* 昼−きつねうどん(ナガネギ、ワカメ、カマボコ、揚げ)、蒸し鳥とレタスのサラダ(たまねぎ、にんじん)、小松菜と豚肉の炒め物
* 夜−鮪のやまかけ丼、鶏皮とレンコンのキンピラ、ミズナと厚揚げとコンニャクの炒め煮、ワカメとグリーンアスパラの酢の物、朧昆布の澄まし汁

31日(月)
* 朝−バタートースト、チーズ入りオムレツ、ブロッコリー、卵と小ネギとワカメのスープ
* 昼−味噌ラーメン(キャベツ、もやし、豚肉、タマネギ、ピーマン、にんじん)、切り昆布と切干大根の煮物(揚げ、切りイカ)
* 夜−トロサーモンの刺身、ヒヨコマメとアスパラガスのサラダ、ウドと蒸し鳥の和え物(ゴマ、マヨネーズ、しょうゆ)、山芋梅和えwith刻みノリ、麩と三つ葉の澄まし汁

4月1日(火)エイプリルフール♪
* 朝−鮪と揚げとミズナの煮物、切り昆布煮物、卵とモヤシのスープ
* 昼−ヒレカツwithトマトとキュウリのサラダ、ウドの皮のキンピラ(ニンジン、じゃこ)、豆腐とレンコンのみそ汁
* 夜−蒸し豚と菜の花withゴマドレッシング(プチトマト)、厚揚げとナガネギの炒め煮、鮭のアラと春キャベツのスープ(大根、タマネギ)

2003年04月01日(火)
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