にゃんことごはん
ごはん



 指定席

猫たちが、ダイニングチェアで寝るようになると、春だなあと思う。

暖房を入れていて部屋が暖かくても、冬場はダイニングチェアでは寝ない。それが暖かくなってくると、だれかかれかがダイニングチェアで寝ている。
テーブルに料理を並べて、「さあ、食べましょう」と椅子を引こうとすると、やけに重くて動かない……と思うと、ポッポだったり。

冬の間の指定席、窓際の電気あんかが置いてあるボックスや、私のパソ下のミニホットカーペットの上、あるいは晴れた日の窓際に姿が見えない猫は、この時期、たいていダイニングチェアにいる。
テーブルの下を覗き込むと、「ん? どしたの?」と言うように顔を向けた猫と目が合ったりする。「なんでもないよ〜」と言うと、つまんなそうな顔をして、また寝てしまう。

ソメイヨシノもだいぶ開花している今日このごろ。リュウと私は空いている椅子を探して、ダイニングテーブルのあっちとこっちで食事をしたりするのだった。

◆春休みのリュウ。相変らず毎日、いさんで遊びに行く。たまには家族サービスでも、と思い「映画でも見に行こうか」と誘っても、お友達と先約あり。おまけに最近、学校のお友達だけでなく、(違う小学校に通っている)サッカークラブのお友達からのお誘いもあり、前にも増して忙しい。毎日走り回りボールを蹴り、よく飽きないものだと思いつつ、遊んでもらえない親は「それじゃ、仕事でもするか」と机に向かうのだった。

27日(木)
* 朝−バタートースト、モヤシとスーチカ炒め、空芯菜と卵のスープ
* 昼(リュウと中華街へランチを食べに行った)−五目ラーメン、ミニ牛バラカレー丼、杏仁豆腐←「牡丹園」にて\750也
* 夜−スモークサーモンとレタスのサラダ(タマネギ、ニンジン)、小松菜と揚げの炒め物、メカブとオクラの酢の物、イイダコとゴボウの煮物、大根とワカメの澄まし汁

28日(金)
* 朝−紫蘇の実とヒジキ炒め、鮭の塩焼きwithブロッコリー、豆腐と揚げと小ネギのみそ汁
* 昼−きつねうどん(ナガネギ、鶏肉)、スーチカと小松菜とニンジン炒め、イイダコとゴボウの煮物(昨日の残り)
* 夜−牛スネ肉のトマト煮(セロリ、たまねぎ)withブロッコリー、ポテトと春キャベツのサラダ(タマネギ、茹で豚)、レタスと卵炒め、蕪と蕪の葉のチキンスープ

29日(土)
* 朝−ポテトサラダ(タマネギ、キュウリ)、バタートースト、クリームスープ(タマネギ、マッシュルーム、スーチカ、ニンジン、チーズ)
* 昼−餡かけやきそば(キャベツ、もやし、ネギ、豚肉、イイダコ、ニンジン、ピーマン、しいたけ)、ワカメとオクラの卵スープ
* 夜1−ダブルチーズバーガーとポテト(サッカーの練習の帰り)
* 夜2−牛スジカレー(たまねぎ、にんじん)、アスパラと蒸し鳥のサラダ、チキンスープ(タマネギ)

2003年03月29日(土)



 春が来た

今日は暖かい一日だった。窓を開けると、みんなベランダに出てコロンコロンと転がる。

あのコロンコロンが可愛くて好きなのだが、今まで単に外に出たのが気持ちよくて転がっているだろう、と思っていた。ところが、気をつけて見ていると居間のカーペットの上でもコロンコロンと転がったりする。練々などは、玄関のタタキで転がる。

まあ、カーペットの上は気持ちいいかもしれないが、玄関のタタキは狭いし、それほど気持ちよくもないだろうに、といつも思っていた。そうしたところが、このまえ読んでいた本に、猫がゴロゴロと転がるのは、その場所の匂いをつけているから、と書いてあって、なるほどと思った。あれは、匂いつけの行動だったらしい。

そう言われてみれば、それぞれが自分のベッドと認識している場所では、コロコロ転がったりしない。なるほどなあ、とベランダで転がる猫たちを眺めて、思った午後だった。

◆確定申告が終わったもので呆けていたのだが、実は仕事が押せ押せだったりする。リュウは今日から春休み。

23日(日)
* 朝−チーズトースト、トマト入り卵焼きwithブロッコリー、クリームスープ
* 昼−あんかけ焼きそば(豚肉、にんじん、ピーマン、キャベツ、タマネギ)、切り昆布と麩のスープ
* 夜−レンコン挟み焼き(鶏ひき肉、ネギ、ショウガ)、牛筋煮込み(こんにゃく)、ほうれん草とジャガイモのサラダ(にんにく)、紫蘇の実とヒジキ炒め、豆腐のみそ汁

24日(月)
* 朝−ピーマン肉詰め(鶏ひき肉、ネギ、ショウガ)、トマトスープ(タマネギ、じゃがいも、マッシュルーム)
* 昼−五目春雨(青打ち豆、タケノコ、椎茸、にんじん、キクラゲ)、スーチカとキャベツの甘酢炒め、タマネギと揚げのみそ汁
* 夜−小鯵の唐揚げwithブロッコリー、レンコン素揚げ、モヤシと茹で豚炒め、メカブ納豆、ワカメスープ(ゴマ、小ネギ)

25日(火)
* 朝−メンチカツサンド(レタス、キュウリ、トマト)、卵スープ
* 昼−あんかけ焼きそば(茹で豚、キャベツ、ニンジン、ピーマン、タマネギ、乾しえび)、ジャガイモとブロッコリーのスープ
* 夜−サーモンホイル焼(しいたけ、タマネギ、グリーンアスパラ)、オクラの胡麻和え、レンコンのキンピラ(豚肉、鷹の爪)、蕪と蕪の葉の澄まし汁

26日(水)
* 朝−紫蘇の実とヒジキ炒め、鮭と大根菜、豆腐のみそ汁
* 昼−きつねうどん(ナガネギ)、アスパラとスーチカ炒め、さつま揚げ
* 夜−エビチリ(タマネギ、トマト、にんにく、ショウガ)with空芯菜炒め(もやし、にんにく、茹で豚)、牛筋と大根とゴボウの煮物、切り昆布と揚げの煮物(+五目豆の残り)、ワカメと麩の澄まし汁

2003年03月26日(水)



 丸い猫、長い猫、四角い猫

我家の7匹を眺めていると、人間にヒョロリと痩せたひとや、どっしりしたひとがいるように、猫にも特有の体形があるんだな、と思う。

全体的に丸っこく、歩き方がトテトテしているのが、ジュリナにキラリンに練々。
全体的に細長く、モデル歩きなのが、ニャンにあみっち。彼らが走る姿は流線型になる。
ショーは丸と細長の中間の体形だが、歩き方や走り方は細長タイプだ。

で、座り方も丸タイプと細長タイプでは、微妙に違う。丸タイプのほうが、人間で言うところのO脚に近いのだ。左右の前脚の間が空いていて、ぼってりした印象になる。細長タイプは前脚がくっついていて、バレリーナ立ちに近い。
最もバレリーナ的な前脚をしているのがショーだというのが、なんだかおかしい。たいてい微妙に左右の前脚が前後していて、絶妙な角度で爪先が開いている辺りが、バレリーナの基本の立ち方そのままだったりする。
そのうち、踊り出すんじゃないかと思ったりもするのだが。踊ったら化け猫か……。

さて、ポッポだが。ありゃー、猫じゃないよね、と言いたくなるほど「熊」なのだ。丸だの細長いだのではなく、四角いのだ。「ね、猫ですか?」とお客さんに言われてしまうほど、猫ばなれしている。これは遺伝なのか、環境なのか、突然変異なのか、と毎度悩む。
甘ったれで、猫も人間も大好きな懐こい平和主義者だというあたりが、体形と違いすぎていて、そのギャップが好きだったりする。

◆年度替り飲み会続きで、ヘロヘロの私。昔は連日飲み会なんて、ヘの河童だったのになあ。

19日(水)
* 朝−卵スープ(ワカメ、ナガネギ)、ツナポテトサンドとチーズトースト、ブロッコリー
* 夜−タイ風鯛カレー(鯛のアラ、タマネギ、セロリ、ニンジン、ココナッツミルク、香辛料)、モヤシのサラダ(中華風ゴマドレッシング)、ほうれん草と豚バラ肉のサラダ(ニンニク)

20日(木)
* 朝−カレー(昨日の残り)、小松菜入り卵焼き
* 昼−やきそば(豚肉、エビ、ナガネギ、ニンジン、ピーマン)、キャベツと鶏のスープ
* 夜−コロッケ(じゃがいも、タマネギ、豚挽き肉)、春雨サラダ(エビ、キュウリ、ニンジン、タマネギ)、カボチャの煮物、ワカメとウドの澄まし汁

21日(金)
* 朝−チーズトースト、トマトとキャベツのスープ(タマネギ)
* 昼−うどん(揚げ、小松菜、ナガネギ)、鶏の唐揚げwithレタス
* 夜−茹で豚withモヤシとにんじん炒め、ポテトフライ、切り昆布と揚げの煮物、ワカメとトマトと小ねぎのスープ

22日(土)
* 朝−ワンタンスープ(豚挽き肉、ニラ、ニンジン、モヤシ)
* 昼−卵とじうどん(卵、タマネギ、ニンジン、小松菜)、鶏肉とピーマン炒め
* 夜−お好み焼き(キャベツ、山芋、豚肉、えび、チーズ)、大根とワカメのサラダ(ジャコ)、湯豆腐

2003年03月22日(土)



 甘えたい年頃?

最近、夜中に布団に潜り込みにきていたショーが、リュウのベッドで寝るようになった。リュウはちょっと嬉しそう。その替わりのように、ニャンが私のベッドにやってくる。

ニャンはこのところ、いつになく甘ったれだ。布団に潜り込んでから、私が寝ていると、わざわざ鼻先をチョイチョイとやって起こす。仕方なし、半分眠りながら撫で撫でするのだが、そのうち私はまた眠ってしまう。手がとまると、またチョイチョイと起こされる。そうやって、ニャンが満足するまで、撫で撫でさせられる。

寝ているとき以外でも、居間の座椅子に座っている私にスリスリと擦り寄ってくる。食事中も椅子に座っている私の膝に乗ってくる。パソコンデスクのマウステーブルは、とうとうニャンの昼寝場所になってしまった。

どうしたんだ?ニャン。春だから……?

◆卒業式のシーズン。リュウの通う小学校も明日が卒業式。せめて、そういう日ぐらいは長ズボンと襟付きのシャツにしなさいと言って(先生からもプリントでそういうお願いがあったし)、一度も着ていないお下がりの長ズボンを引っ張り出してきたら……シワだらけだった。内心、ちっ面倒だな、と思いつつ「あとで、アイロンかけておくから」と言うと「おいら、自分でアイロンかけるよ」。テレビを見ながらアイロンがけしていたリュウだが、これがなかなか綺麗にかかっていた。私より……うまいかも……。

14日(金)
* 朝−ブリのアラと根菜煮(昨日の残り)、ブロッコリーとじゃがいものスープ
* 夜−混ぜ寿司(ウド、小エビ、鶏そぼろ、煎り卵、菜の花、ゴマ)、切干大根と揚げの煮物、レンコンのひき肉詰焼き(豚ひき肉、ニラ)、朧昆布の澄まし汁

15日(土)※この日、私は夜、サッカークラブの飲み会だった(6年生のお母さんを送る会っていうのかな?)
* 朝−雑炊(ネギ、アサリ、卵)、キャベツとツナのサラダ
* 昼−塩ラーメン(ネギ、蒸し鶏、コーン)
* 夜−カレー(牛肉、たまねぎ、にんじん)、ポテトサラダ(タマネギ、キュウリ)、春キャベツのお浸し(桜海老)

16日(日)※リュウ、試合のため昼はお弁当
* 朝−チーズトースト、ブロッコリーとベーコン炒め、クリームスープ
* 昼(弁当)−お握り二種(梅干と桜海老、鰆とスリゴマ)、サンドイッチ二種(蒸し鳥と卵とキャベツのトマトソース、ツナとレタス)
* 夜−鶏唐揚げwithレタスとプチトマト、餃子(豚挽き肉、ニラ)、キンピラゴボウ(ニンジン、揚げ)、ワカメともやしの中華風スープ(ゴマ、しょうが)

17日(月)
* 朝−餃子(昨日の残り)、トマト、中華風スープ(昨日の残り)
* 夜−焼き鶏(ハツ、ツクネ、砂肝、セセリ)、ツナとブロッコリーのサラダ、厚揚げ(ネギ)、煮物(ニンジン、里芋、タケノコ)、卵とワカメとネギのスープ

18日(火)
* 朝−雑炊(鶏、ネギ、小松菜、卵)、里芋煮
* 夜−鮪のやまかけ、ツナとポテトのサラダ、青打ち豆の煮物(ニンジン、ゴボウ、コンニャク、椎茸)、切り昆布とさつま揚げ煮、蕪とワカメとネギのチキンスープ

2003年03月18日(火)



 魚の目玉

夕飯に、ブリのアラを煮た。ちょうど頭のところを食べたリュウが目玉(の芯、といえばいいのだろうか、白い丸いヤツ)を皿からお盆によけた。

さて、テーブルの上で人間の晩ご飯をチェックしていた練々が、その目玉に気づいた。チョイチョイと前脚で突付いている。コロコロと転がる目玉。また、チョイチョイ。お盆の端まで転がった目玉を、爪でひっかけるようにして持ち上げお盆の外へ。そしてすかさずくわえて、テーブルから降りていった。

それからしばらく練々は、目玉を転がしたり、しゃぶったりして遊んでいた。最後は、ハグハグと噛んで飲み込んだ。おいしかったのかどうか、ぜひ、感想を聞いてみたいものだ。

◆先日、誕生日を迎えた。2年前の誕生日に、ポッポとジュリナが我家にやってきたのだなあ、と思うと感慨深い。
毎年、確定申告の期限前でアワアワしているときだし、誕生日がめでたい年でもないが、気は心。ヴーヴクリコのシャンパンが安くなっていたので買ってきて、ひとり勝手に祝った。リュウに「忘れていると思うけど、今日、誕生日なんだよ」と言うと、バレンタインのお返し用に買ったらしいキャンデーを一個くれた。「ま、これが、プレゼントってことで。ひとつ、よろしく」。ピーターラビット柄の入れ物に入っていたオレンジ味のキャンデーは、なかなかおいしかった。

11日(火)
* 朝−豚汁(にんじん、レンコン、大こんん、ニラ、じゃがいも)
* 夜−菜の花の牛肉巻き、ブロッコリーとホタテのチーズ焼き、ウドと蒸しどりの胡麻和え、ウドの穂の天ぷら、麩の澄まし汁

12日(水)
* 朝−鰆の味噌漬、菜の花のゴママヨ和え、ジャガイモと蒸しどりのサラダ、大根と揚げの味噌汁
* 夜−ヒヨコ豆のシチュー(トマト、ニンジン、ブロッコリー、タマネギ、にんにく、チーズ)、豚肉の竜田揚げwith春キャベツとワカメのサラダ(ゴマドレッシング)、レンコンの素揚げ、ウドの皮のキンピラ(桜海老)

13日(木)
* 朝−ヒヨコ豆のシチュー(昨日の残り)、ニラ入りオムレツ
* 夜−若竹煮、鶏胸肉の昆布締めwithゴマダレ、菜の花のからし和え、ブリのアラと根菜煮(大根、レンコン、ゴボウ)、朧昆布の澄まし汁

2003年03月13日(木)



 後ろ姿

どういうわけか、自己主張するときにこちらを背中を向けて座る猫がいる……らしい。

我家でも、それをやるのはニャン、たまにジュリナがそれっぽい行動をとるぐらいだが、他所でも、似たような話を聞くので、よくある話のようだ。

ポンポンしてほしいときや甘えたいときにお尻を向けるのは、あみっちも練々もやる。それも言ってみれば自己主張の一環かもしれない。
しかし、ニャンのそれは、なんと言うか……視界の端にニャンの背中がある、という感じで、あからさまに何かをねだっているわけではない、というあたりが、ポイントだ。どちらかと言うと、「ここにいるんだよ」というような感じか。
気をつけていると、そういうときのニャンは時々こちらを振り返って、私の様子をうかがっている。
つまり、「僕はここにいるよ」という主張と、それに対して私がどう反応するかの観察を同時にやっている、ということになるのだろうか。
お腹がすいたとき、かまってほしいときが多いのだが、ベランダに出る窓の前で座っていることもある。それは「窓を開けて、ベランダに出られるようにしてほしい」という意思表示なのだ。

すぐに私が反応すればいいのだが、無視していると、だんだん近づいてくる。たまに、か細く鳴いてみたりする。そして、しまいに纏わりついてくる、という経過を辿る。

纏わりついてくるようになると、他の猫とそう変わりは無いのだが。あの、何かを訴えているような、ただ、そこにいるような、さり気なく自己主張している後姿、というのは、なかなか味わい深いものがある、と思ったりする。

◆子どもというのは何かに夢中になると、四六時中そのことを考えていたりするものだ。リュウも小学校にあがる前の一時期、ポケモンにはまっていて、買い物の途中で唐突に「ねえ、ママ、リザードンってさ」と、なんの脈絡もなくポケモンの話を振ってきたりした。それがミニ四駆になったり、カードゲームになったり、テニスになったり、碁になったり(←この辺は全部、少年漫画ネタ)……学校で教わったこと、というのも、けっこうあったりして、「ああ、今、こういうことに興味があるんだな」とわかるのが、楽しい。
最近は、やはり、というべきか、とにかくサッカーネタが多い。「そういえば、この前の試合でさ」とか「練習のときにさ」と、始まる。あんまりサッカーの話ばかりするもので、「そんなにサッカー好き?」と聞いたら「うん」と即答。当たり前でしょ?とでも言いたそうな顔に、母は思わず笑ってしまうのだった。

7日(金)
* 朝−雑炊(昨日のカキのみそ汁)、卵焼き、ほうれん草の胡麻和え
* 夜−クリームシチュー(鶏、タマネギ、蕪、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー)、蕪の葉と揚げの炒め煮、ワカメとプチトマトのサラダ

8日(土)
* 朝−クリームシチュー(昨日の残り)、チーズトースト
* 昼−うどん(ネギ、しいたけ、さつま揚げ)
* 夜−手巻き寿司(ネギトロ、サーモン刺身、イクラ、あまエビ)、ポテトとコーンと春キャベツのサラダ、切り昆布とタケノコとあげの煮物、タラの芽の天ぷら、卵とワカメの澄まし汁

9日(日)
* 朝−サーモン丼(昨日の残りの寿司米、サーモン、大葉、刻み海苔、スリゴマ)、ワカメと大根と揚げのみそ汁
* 昼−餡かけやきそば(豚肉、キャベツ、タマネギ、ニンジン、エビ、小松菜、もやし、タケノコ)、卵とメカブの澄まし汁
* 夜−ドリア(クリームシチューの残り+ホタテ、チーズ)、牛肉のサラダ(ブロッコリー、セロリ、ごま)、マイタケとワカメのスープ

10日(月)
* 朝−雑炊(マイタケ、鶏、ニンジン、蕪、蕪の葉)
* 夜−茹で豚withキャベツと春雨、小松菜とホタテの炒め物(にんにく)、昆布と桜海老の煮物、根菜類の澄まし汁(レンコン、大根、ニンジン、ナガネギ、じゃがいも)

2003年03月10日(月)



 猫の魅力

ちょっと確かめたいことがあって、だいぶ前に読んだ宮部みゆきの「天狗風」という小説を読み直していた。

形態は捕り物帖なのだが、ホラーものというか超能力ものというか、そういう要素もあるので正統派の捕り物帖ではない。初めて読んだのは、6年ほど前だろうか。読み返してみて、この話に猫が登場していたのに気づいた。いや、最初に読んだときも気づいていたはずなのだが、それほど印象に残っていなかったのだ(当時は、まだ猫を飼っていなかったし)。
宮部みゆきには、探偵事務所で飼われているマサという犬が登場するミステリもある。こちらは現代もので、長編と、マサ視点の短編集があり、この2冊は何回か読み返していたのだが。

あら、猫が出てきていたんだ、と思い、次に思ったのは、「なんか、猫らしくないなあ……」。なぜなら、みな働きモノなのだ。主人公の兄(お上から手札をもらっている岡引)の手下のように、よく働く(これには、オチがあって、ああ、そうだったのね、だから猫らしくなかったのね、と最後に思ったのだが……)。

猫が探偵役や助手役を務めるミステリはけっこうあるのだが、ミステリとしては面白くても、猫に関しては「うーん」というものが多い。「うーん」の中身は、「猫てこんなに勤勉だったっけ?」とか「猫ってこんなに都合のいい生き物だったっけ?」といった疑問や、「猫を小道具として使っているだけね」「これは、猫というより女性キャラの変わりでしょう」という失望だったりする。

これが犬だと、ワトソン役でもホームズ役でもありそうな気がするのは、私が犬を飼っていない(だから、犬の実態を知らない)から、というだけでもないような気がするのだが、どうだろう。
私見だが、出自を考えると、犬には人間のパートナー役が似合っている、ということになるのではないだろうか。だから、宮部みゆきの小説でも、犬の出てくる話は記憶に残っていたのに、猫の出てくる話は(話の筋は覚えていたのに、猫が出てくることは)記憶に残っていなかったのではないだろうか。

ぬいぐるみを作る方の多くが、「猫ほどぬいぐるみにしづらい動物はいない」とよくおっしゃるそうだ。「ホンモノの可愛さにかなわない」からなのだとか。
そういえば、アイボも犬型だったしなあ。もっとも、最近は猫型も開発されているようだけど……あの気まぐれで、我がままで、タカビーで、でも、ふとしたときにスルリと寄り添ってきていたりする猫の魅力というのは、なかなか数値化できないんじゃないか、と思ったりする。それが再現できないかぎり、それは猫ではなく猫の形をした別物にしかなりえないような……。
なんてことを考えるのも、私が猫バカだからなのかもしれない。

◆リュウの所属しているサッカークラブも年度替りで、次期6年生(=現5年=リュウの学年)を中心にチームづくりを始めている。今年は6年生が多くて「そこそこ」程度のチームだったのだが、次の6年(現5年)は人数が少ないのでなかなか大変だ。
リュウは学校のサッカー部のお友達に声をかけたりしていたようだが、大半は野球チームに所属しているメンバーだし、それ以外は受験とか、週末までサッカーはやりたくないとか、で、仲間に入ってくれるお友達がいなかったようだ。それが、リュウのしつこい勧誘(?)に負けたのか、ひとり入ってもいいかなというお友達が現れた。
で、その彼のお母さんから、詳しい話を聞きたいからと電話がかかってきた。思わず営業モード全開になってしまう私。「それほど強いチームじゃないんですけど、コーチ役のお父さんが大勢いらっしゃって、すごくアットホームな感じなんですよ〜。今の5年生は人数も少ないので、試合でも活躍できますし」などと、アピールしてしまう。本人以上にお母さんがノリ気のようで、どうやら彼の入部は確実になりそうだ。
あー面倒だ、あー煩わしい、と言いつつも、PTAの役員をやったり、サッカークラブのお当番をやったりする私だが、振り返ってみれば、そのお陰でいつも楽しい思い出が増えている(苦労も増えているのだが)。
猫も子どもも手はかかるが、それで得られる楽しさというのは、やはりそこでしか得られないものなんだろうなと思ったりする。

4日(火)
* 朝−昨日の残りの混ぜ寿司と澄まし汁
* 夜−豚肉とキャベツ炒め(ニンジン、タマネギ、椎茸)、ワカメと桜海老の酢の物、エビと小松菜の炒め物(ニンニク)、蕪と蕪の葉の澄まし汁

5日(水)
* 朝−卵焼き、ジャガイモと蕪の味噌汁
* 夜−トマトソースのパスタ、帆立貝とブロッコリーの炒め物(ニンニク、ナガネギ)withベビーリーフ、ワカメと蕪の澄まし汁

6日(木)
* 朝−雑炊(蕪、蕪の葉、ネギ、ワカメ、ゴマ、卵)
* 夜−牛肉とセロリ炒め(小松菜)、切り昆布と揚げの煮物、山芋の梅和え、牡蠣のみそ汁(大根、ニンジン、ニラ、ネギ)

2003年03月06日(木)



 雨の雛祭り

朝から湿った風が吹いていた。嵐の時のような風。こういう日は気温があがる。

日中、ずっと部屋で仕事をしていたので外の様子に気づかずにいた。風が強くなり雨も振っているのがわかったのは、リュウが学校から帰ってきたとき。
それからしばらくして私が居間を通りかかると、窓の外を眺めていたニャンが振り返った。「外に出たい」というのだ。「風強いよ、雨も降っているよ」と言ったのに、出たいよと尻尾が訴える。仕方なしガラス戸を開けたら、一気に雨と風が吹き込んできた。

居間は南にベランダ(とガラス戸)と西に窓がある。冬の間は居間のガラス戸をあけても、風はあまり吹き込んでこない。風雨の激しいときでも、南方向からの風でさえなければ、ベランダに続く窓を開けても吹き込むほどではない。

今日は久しぶりの南風+雨。外に出たいとねだったニャンは、そそくさと逃げていった。それから少しすると、お子ちゃま組(ショー、キラリン、練々)が窓辺にならんで、吹き付ける雨を眺めていた。

◆雛祭りだが、リュウは男の子なのであまり関係がない。それでも混ぜ寿司を作った。先日テレビで煎った黒豆と一緒に炊いたご飯に酢を混ぜると、黒豆に含まれる色素(アントシアニン)が酢と反応して桜色になる、というのをやっていた。黒豆のストックはなかったが黒米があるので混ぜて炊いて、寿司酢を混ぜると綺麗な桜色になった。
雨ににも負けず風にも負けず遊びに行っていたリュウが帰宅して「今日の晩ご飯、何?」と聞くので「混ぜ寿司」と言ったら「やったあ!」と大喜び。それで、ちょっと自慢気に黒豆の替わりに黒米を使った話をしたら「おいら、あのテレビ見ながら、黒米でも同じにできるだろうなあ、って思っていたんだ♪」と答えられて、ちょっとばかりくやしかったり……。

2日(日)リュウ、サッカーの練習試合、私、お当番
* 朝−雑炊(鶏ササミ、小松菜、桜海老)
* 昼(弁当)−お握り(梅と大葉&昆布とゴマ)、サンドイッチ(茹で豚とベビーリーフwithマスタード&マヨ、ミックスベジタブル入り卵焼きとキャベツwithケチャップ&マヨ)
* 夜−牛すね肉のトマト煮(タマネギ、ニンニク)、鶏とナガネギとほうれん草の炒め物(ショウガ)、メカブの酢の物、キャベツのチキンスープ

3日(月)
* 朝−蒸し鶏とベビーリーフのサンドイッチ、トマトとキャベツのスープ(タマネギ)
* 夜−混ぜ寿司(エボ鯛、蕪の葉、にんじん、椎茸、タケノコ、錦糸玉子)、豚肉の菜の花巻き、ウドの胡麻和え、蕪とワカメの酢味噌和え、蛤と朧昆布の澄まし汁

2003年03月03日(月)



 返事

たまに、用もないのに猫の名前を呼んでみたりする。
たいていは、耳がヒクッと動く、尻尾の先がピクンとする程度、よくて視線がこちらを向くというのが主な反応だが、向こうも退屈していたり、ちょっと遊びたい気分だったりすると、返事をしたりする。

新聞を読んでいると、すっ飛んできてポンポンをねだるニャンだが、たまに他のことに気をとられていたりして、新聞に気づかなかったりする。「ニャン」と呼ぶと、チラとこっちを見てまたあっちを向いて、それからおもむろに新聞に気づいて、ウニャニャンと言いながらすっ飛んでくる。「なんで、もっと早く言ってくれなかったんだよー」と言っているようでおかしいが、私は「しまった、読み終わってから声をかければよかった」と後悔する。

呼べば必ずやってくるのが、ポッポとジュリナ。彼らは、「ポンポン? ポンポンしてくれるんだよね、ポンポンだよね!!」と期待に満ち満ちた眼差しを向けつつ、ポッポは鼻息荒く、ジュリナはニャーニャー鳴きながらやってくる。で、しつこくしつこく、いつまでもポンポンをねだる。おまけにポッポは喜んで床をゴロゴロするし、ジュリナは興奮して行ったり来たりするし。どうやって、同時にポンポンすればいいんだよーと泣き言を言いたくなる。下僕な気分を味わうには最高だが、忙しいときには間違っても名前を呼んではいけない。

呼ぶとかなりの確率でやってくる練々。「僕、来たよ」とでも言うようにニャーと鳴き、膝の上にのってスリスリして伸び上がって肩に手をかけて鼻をすり寄せてくる。この甘え上手!と思わず、鼻先を突付いてやりたくなる。人間の男だったらヒモになれるだろうなあ。きっと私なんぞ、コロっとたらし込まれているだろうなあ。良かったよ、猫で。
タカビーでジゴロなショーは、呼んでも返事しない(彼が鳴くのは、自分「が」私を呼びつけるとき)。せいぜい、こっちを見るだけ。その癖、いつまでも、じーっとこっちを見ていたりする。その視線に負けて、私が鰹節を出すために立ち上がるわけで、そうするとピッと尻尾を立てていそいそとやってくる。これも、人間のオスだったら、私は骨までしゃぶられてるんだろうな、と思ったりする。

声を出して返事をしないもう一匹は、もちろんあみっちだ。呼ぶと、こっちを見る。多少、警戒していたりする辺りがショーとの違い。それが居間だったら、そのまま物陰にひそひそと逃げていく。私がパソ前にいるか、和室で寝ているときだったら、やってきてスリッと頭をすり寄せてくる。それが、返事。

そして、一番可愛いい返事をするのがキラリン。彼女の返事は、必ず声を出さないニャーなのだ。キラ、とか、キランコと呼ぶと、こっちを向いて口だけがニャーの形になる。ごく小さく掠れたような声を出すこともあるが、その程度。猫好きだったら間違いなく腰砕けになるだろう、というワザだ。ご機嫌なときだと、口だけニャーに、尻尾がクリンクリンと動くオプションがつく。これを見たいばかりに、廊下をトテトテと歩くキラリンを、何度呼び止めたことか。

ちなみに、リュウの返事。普通のとき「ん!」、機嫌が悪いとき「ん〜」、なんだか知らんがハイテンションなとき「はいほーい」。たまに、わざと返事をしないまま、こそってやってきて後ろにピッタリくっついて立っていたりする。振り向いた私が「わっ」と驚くのを楽しむってのは、いったいどういうことよ。

◆営業活動をしないズボラな自営業者の私だが、さすがに、たまには真面目に営業しようかな、と思っていた矢先、新しいお仕事先が……。こうして、営業活動をしないズボラ記録が更新されていく。

26日(水)
* 朝−三平汁(甘塩鮭のアラ、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、レンコン)、卵焼き
* 夜−サーモンのマリネ(タマネギ、ピーマン、やまうど)withレタスとベビーリーフ、鶏の唐揚げwithプチトマト、小松菜と桜海老の炒め物、麩とワカメの澄まし汁

27日(木)
* 朝−鱈のバター焼き、大根とほうれん草と揚げの味噌汁
* 夜−ネギトロ巻き、牛肉サラダ(レタス、ベビーリーフ、プチトマト、タマネギ)withゴマドレッシング、切干大根と揚げの煮物、卵とワカメとモヤシのスープ

28日(金)
* 朝−ほうれん草とホタテのグラタン、野菜スープ(ニンジン、じゃがいも、タマネギ、カブ、カブの葉)
* 夜−ゆで豚と野菜炒め(キャベツ、タケノコ、ニンジン、ピーマン、ナガネギ、小エビ)、ウドの酢味噌和え(スリゴマ)、昆布と桜海老の煮物、豆腐とワカメのスープ

1日(土)
* 朝−エボ鯛の干物、ほうれん草胡麻和え、大根の味噌汁
* 昼−うどん(鶏、揚げ、小松菜、ナガネギ)
* 夜1−ハンバーガー、ポテト
* 夜2−カレー(タマネギ、ニンジン、牛筋)、サラダ(ヨーグルト、レタス、トマト、キュウリ)

2003年03月01日(土)
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