にゃんことごはん
ごはん



 6月が終わる

梅雨の合間の曇り空。近所のレストランに併設のビアガーデンがオープンしたので、夕方、ちょっと立ち寄った。

ここには、あみっちによく似た八割れの白黒がいる。大きさも同じぐらい。その兄弟らしい白地にちょこっと黒の入った猫と黒猫がいる。
あみっちが脱走したとき、ここのガーデンでお茶をした方から何度かお電話を頂いた。「そっくりな猫ちゃんが、います」と。
今日、改めて眺めたが、いやほんとうに似ている。顔は、瓜二つ。腰のあたりの白地があみっちより少ないのと、右前脚の付け根の模様がちょっと違う、後ろ右足に黒地がある、と言う程度の違いだから、他の人が見たら、まず区別がつかないだろう。

黒ビールのつまみに頼んだラムのソテーを少しあげたら、いそいそと食べ、それから顔を洗い香箱をつくって寝てしまった。そのちんまりした感じもあみっちと似ていて、不思議な気持ちだった。

◆単発の小さい仕事が入り、少々あたふたしているうちに6月も最後の日。W杯も終わり、我家のW杯狂騒も終わった。しかし余波というのか後遺症(?)というのか、リュウはとうとう学校のサッカー部だけでは飽き足らなくなって、地元の少年サッカークラブにも入ることになった(ほんとうは、スクールに放り込んだほうが楽なのだが、時間と場所の折り合いのつくところはどこも定員一杯だったのだ)。これで平日の朝は学校、週末の午後はSC、平日の放課後は友達と神社で練習。それだけ動けば満足だろう。

ところで今日は、スポーツ用品店にリュウが使うすね当てを買いに行ったのだが、ものすごい人だった。小学生ぐらいの子と親が、一生懸命スパイクを選んでいる。将来、2002年のW杯を見たのがきっかけでサッカーを始めました、などという代表選手が生まれるかもしれないなあ、と微笑ましく思いながら見ていた。

* 朝−アサリの炊き込みご飯、納豆、トマト、豆腐とワカメの味噌汁
* 昼−パスタ(ピーマン、鶏肉、タマネギ、トマトピューレ)、ミズナとタコのサラダ、コンソメスープ
* 夜−サバの塩焼き、ジャガイモとニンジンの煮物、大根のサラダ(ジャコ、大葉)、インゲンの胡麻和え、麩の澄まし汁

2002年06月30日(日)



 利き手、利き足

猫たちを見ていて時々思うのは、利き手とか利き足というのはあるのだろうか? ということだ。

ネズミのおもちゃで遊んでいる時、ごはんの時、気をつけてはいるが、右と左で差があるようには思えない。でも、ショーが「チョイとお姐さん」ポーズをするときは、どうも右足であることが多いような気がするし、練々が寝ている私の顔をチョイチョイとするのは左足であることが多いような気がする。
でも、これはあくまでも「気がする」という程度で、たとえば練々は必ず私の左側に位置してチョイチョイするから、左足が出ているのに過ぎないのかもしれない。

やはり複雑な道具を使いこなす必要から、人間には利き手とか利き足ができたのだろうか。

◆ちなみにリュウは、どうも左利きらしい。箸と鉛筆は、保育園で「右手で持つ」という習慣がついたので、例外的に右を使うという感じで、それ以外は左だ。
私の母は洋裁が得意だったのだが(娘の私はまったく似なかったが)、両手でハサミを使っていたのを覚えている。大きな生地を切るときにサーと右からハサミを入れ、半分ほど切ると今度は左からサーとハサミを入れていた。

そのリュウだが、ここ1年ほど、いつも左手の掌にバッテンを書いている。なんで? と聞くと、「面白いから」と答えていたのだが、先日、右利きの人が急に左利きになってしまうという、というマンガを読んでいて、謎が解けた。
利き手を矯正しようとすると、左右の混乱が起きることがある、というのだ。
そういえば、うんと小さいころはともかく小学校にあがるころになっても、リュウはよく右と左を間違えていた。もしかして、と思って「未だにそうなの?」と聞いたら、照れくさそうに「うん」と。
だから、利き手を矯正しようとすると……という話をしたら、本人も安心したらしい。堂々と掌にバッテンをつけるようになった。
さて、いつまでバッテンをつけているだろう。

* 朝−お握り(たらこ&アミ)、ミックスベジタブルのオムレツ、ミズナとベーコン炒め、クリームスープ
* 夜−鮪丼、切り昆布煮物(インゲン、揚げ)、もやしと豚肉炒め(ピーマン、にんじん、ショウガ、ナガネギ)

2002年06月25日(火)



 尻尾におもちゃ

我家の猫たちの尻尾は、まっすぐで長い(ニャン、ショー、あみっち、ジュリナ)、短い(先端が鉤型だが、触らないとわからない=ポッポ、練々)。

この辺は割と平均的な猫の尻尾なのだが、不思議な形をしているのがキラリン。クルリと一回転した上で曲がっている。

さて。そのキラリンの尻尾。形状故に、いろいろなものが引っかかる。今日は、ひも付きのネズミのおもちゃがひっかかった。
キラリンが走るとネズミも走る。みんなが追っかける。キラリンが泊まるとネズミも泊まる。みんなが狙う。でも、キラリンは「これは私の!」とでも言うように、咥えている。
が、そこそこ遊んで飽きてポイとしたにも関わらず、キラリンが移動するとネズミも付いてくる。おいおい、と段々、ヒートアップするキラリンに、ネズミのおもちゃが欲しい練々やショーがくっついて回る。

最後は、怒涛のような争奪戦になり、とうとう紐を切ってネズミのおもちゃを隔離することに。仲裁役の私の手には、みんなの爪あとが縦横無尽についてしまった。やれやれ。

◆土曜日と今日、リュウの耳の検査で総合病院に。予約してはいたものの、受付をして待ち、やっと診察が終わって会計でまた待ち、薬でまた待ち……と待っている時間が長くて、ほとほと疲れた。「走ってるほうが、まだ疲れないよ」とリュウもげっそりしていた。

22日(土)
* 朝−レンズ豆と鶏のトマト煮−withラスク、ミックスベジタブル入りオムレツ
* 昼−とろろソバ
* 夜−牛バラ肉の煮込み(ネギ、しょうが)with小松菜・にんじん・じゃがいも、アスパラとベーコン炒め、厚揚げ

23日(日)
* 朝−牛丼(昨日の残りの牛バラ肉煮込み+タマネギ+卵)、ワカメと豆腐の味噌汁
* 昼−うどん(揚げ、鶏、ナガネギ)
* 夜−エビチャーハン(むきエビ、小ネギ、にんじん、ピーマン、にんにく、しょうが)、ニラと豚肉炒め、モヤシとネギのスープ

24日(月)
* 朝−ハムチーズトースト、ベビーリーフとトマトのサラダ、アスパラ入りオムレツ、クリームスープ
* 昼−タイ風カレー(鶏肉、ピーマン、筍、タマネギ)
* 夜−刺身(鮪、ホタテ)、キュウリと大葉の梅酢和え、切り昆布煮物(揚げ、いんげん、にんじん)、麩の澄まし汁

2002年06月24日(月)



 捨てられ猫

親サイトの「CAT'S EYES & CAT'S HANDS」の里親募集に、年老いた片目の猫がいる。

人慣れした大人しい猫だそうだから、人に飼われていたのだろう。あの猫の写真を見るたびに、「ねえ、リュウ、もう1匹増えたらまずいかな」という言葉が喉まで出かかる(「いい加減にしなよ」と呆れつつも、「ニャンちゃんに聞いてご覧よ」と答えるであろうリュウの顔も目に浮かぶ)。
他の猫たちから完全に隔離した状態で飼うのはかなり難しいので、それが迷いの元になっている。他の猫にとって、というより、その猫にとって。慣れてくれば住み分けはできると思うけれど、隅っこに追いやられてしまうのでは可哀想な気もする。特に、女王あみっちとジュリナ姫の対応が気がかりか……。

終の棲家となるには、我家は賑やか過ぎるだろうか。「どうだろうねえ」と膝の上のニャンとあみっちに尋ねてみるが、尻尾をふりふりされただけだった。

◆カンカンと照った暑い一日だった。暑いのに風邪をひいていて喉が痛い、というのが、非常に理不尽な気がする。
今年後半の仕事の段取りをつけていて、なんと綱渡りの人生なのだろうか、と思った。ま、自営業なんてそんなものさ。その代わり、サッカー三昧の6月だ。

* 朝−タラコのお握り、トマトのミニグラタン、卵とミズナの中華風スープ
* 夜−レンズ豆のトマト煮(鶏ひき肉、鶏レバー、タマネギ、にんにく、チーズ、香草)withラスク、豚シャブサラダ(ベビーリーフ、白髪ネギ、アスパラ、ワカメ)、インゲンの胡麻和え

2002年06月21日(金)



 鳩がいる

私の部屋の窓際には、背の低いスライド本棚がある。
三列スライドなので奥行きがあり窓際なこともあり、我家の人気スポットのひとつ。

今日も、午前中パソに向かっていたら、ニャン、ショー、あみっちにジュリナまで来て、みんなして一点を見つめている。
同じ角度を向いているので何かいるのだろうとは思ったのだが、とにかくみんなじーっと見ている。

何がいるのだろう、と思って覗いたら、鳩だった。上の階のエアコンの室外機置きスペースに座っている。鳩のほうも、散歩の途中で休憩といった面持ちで、じっとしている。
動いていると、キキキ、カチカチ、ギャッギャッとうるさい猫たちも、じっと動かぬ鳩のことは、じっとおとなしく見ているだけだ。

そのまま放っておいたら、さっきまで上を向いていた頭が斜めに傾いで、みんなうつらうつら眠っている。
覗いてみた窓の外、鳩は何時の間にかいなくなっていた。

◆リュウの風邪をもらったようだ。リュウは、ようやく食欲も戻ってきた。ただし耳下腺炎は治らず、どうも外耳炎になっているらしい。これで当分プールはお預けが決定し、リュウは腐っていた。

19日(水)
* 朝−タラコのお握り、小松菜とベーコンの掻き玉汁
* 夜−豚しゃぶとミズナの梅肉合えwithトマト、小柱の炒め物(マッシュルーム、ピーマン、いんげん、ネギ、ショウガ)、タマネギとワカメの中華風スープ

20日(木)
* 朝−梅のお握り、ベーコンと小松菜入り卵サンド、焼きトマト、クリームスープ
* 夜−ドリア(エビ、アスパラ、チーズ、朝のクリームスープの残り)、しいたけ肉詰め(鶏ひき肉、ネギ、しょうが)、プチトマトとキュウリとワカメのサラダ、いんげん入り澄まし汁

2002年06月20日(木)



 アイロン台

自慢ではないが、アイロンかけが苦手だ。だから自分の服もリュウの服もアイロンの必要ないものばかり。ハンカチはオーソドックスに窓ガラスに貼り付けて皺にならないようにしている、というぐらい手抜きをしている。

しかし、どうしてもアイロンをかけないといけない場合、というのも当然ある。たとえば、給食当番用の白衣。これはクラスのみんなが交替で着るものだから、皺云々というだけでなく衛生上の理由からもアイロンかけが必要なのだそうだ。

というわけで、久しぶりにアイロン台を出した。うっかりそのままにしていたら、すかさず練々が乗っかって眠っている。やれやれ、あとで仕舞おうと思っているうちに、今度はキラリンが乗っかっている。まだいいか、と、放っておいて寝る前に見たら今度はジュリナ。
うーん、ここでジュリナを起こすと、またひとしきり甘えてきて、ジュリナが甘えてひにゃひにゃ言うと必ず練々が寄ってくるし、そうするとニャンやショーも、おいしいものをもらえるかも、と起きてくる可能性もある。練々が走り回って、キラリンやあみっちまで起こすと、もう大騒動だ。
仕方ない、とそのままにして寝てしまった。朝起きたら、練々が寝ている。
よし、朝ごはんを食べている隙に、と思っていたのに、朝はいつもバタバタなので、こちらがうっかりしてしまった。
「そうそう」と思い出したときは、ニャンが気持ちよさそうに寝ていて、たれんと下がった尻尾にキラリンが飛びついて遊んでいた。

かくして、出しっぱなしのアイロン台は、猫の毛だらけと相成った。

◆W杯サッカー決勝トーナメント第一戦で、日本が敗退。負ける気がしないのに、どうしても一点が追いつかない、という、もどかしさ。たぶん、これがの世界の壁なんだろうなあ。韓国が、同じような展開から見事に追いつき、延長戦で逆転したのを見てW杯出場2回目と4回目の差なのかも、と思ったり、いや初出場のセネガルが8強に入っているじゃないかと思ったり……。
私は、子どもに付き合うぐらいの気持ちで見ていたにわかファンなのに、なんともいえない脱力感というか喪失感というか、そんな感じを久々に味わった。すっかり忘れていた感覚だなあ、と妙に懐かしかった。

* 朝−タラコのお握り、豆腐とワカメの味噌汁
* 夜−肉豆腐(牛肉、ネギ)、タラのムニエルwithアスパラのソテー、カニとキュウリのサラダ、インゲンと麩の澄まし汁

2002年06月18日(火)



 窒息寸前

朝、あみっちがやってきて、例によって頭突きをかましてくれる。まだ眠かったのでポンポンしているうちに眠ってしまった。

しばらくして、クハッという感じに息苦しくなって目が醒めた。もともと鼻が詰まっていたところにもっていきて、あみっちがお尻を鼻の先に押し付けるようにしている(当然、口が塞がれる)のが理由だとわかるまでは、一瞬、パニックだった。

◆やっと起きられるようになったリュウ。今度は耳が痛くて聞こえにくいと言う。病院に行ったら、耳下腺炎。治るまで水泳も朝練もお休み。やはり寝不足がたたって、免疫力が低下していたんだね、ということで、さすがに本人もシュンとしていた。入れ替わりに、私がダウン。こっちはまあ、毎月恒例の……だが。

朝も昼も夜も、うどん。夜は、やっと卵と小松菜入り。

2002年06月17日(月)



 見張り?

風邪をひいたらしく吐き気がおさまらないリュウは、自分の部屋のベッドではなく、居間に布団を敷いて寝ていた(枕元に洗面器をおけるから)。
で、土曜日の夜、猫たちは、布団を取り囲んで「?」という顔をしていた。

夜半過ぎ(というか明け方近く)、やっと吐き気がおさまって眠ったリュウの足元に、キラリンが行儀よく座って、じっと眠るリュウを見ていた。
しばらくして居間を覗くと、今度は練々がリュウを見ている。
で、しばらくして覗くと、今度はニャンだった。
なんだか、みんなで交替でリュウを看病しているみたい……と思ってしまった。

そういえば、我家の猫たちにとってリュウは大猫なんだったっけ?
いつも元気な大猫が寝付けば、それは心配なものなのかもしれない。

◆昼過ぎに起きて、ようやく空腹を訴えるリュウだが、今日は、重湯→おかゆコース。

2002年06月16日(日)



 鳴き声

以前、我家でよく鳴く猫はポッポとジュリナ、と書いたように思う。
そして練々も、それに迫る勢いで、よく鳴く猫だった。
そしてそして練々の鳴き声は、なぜかジュリナそっくり。か細くて甲高い甘え声なのだ。
(それ以外にも、グルルルグルルルと言いながら徘徊していることもあるが……)

練々は私が居間のソファに座っていると、隣りにやってきて丸くなる。で、つい撫で撫でしていると、ジュリナがやってきて自分も撫でろと鳴く。はいはい、とジュリナを撫でると練々が、中断するでない、と鳴く。はいはい、鳴く、はいはい、鳴く……なんだか、キャピキャピ(死語)お嬢ちゃんたちに両腕掴まれて「買ってー、買ってー」とおねだりされているオヤヂのごとき心境……になりかけて、「あ、練々は♂だった」と我に返る。

甲高い甘え声は、キラリンも一緒。でも、キラリンは余り鳴かない。やっぱり野良出身の猫は鳴かないのだろうか。
甘えるときは、声を出さずに口だけ開けてニャーとやる。あれをやられると、腰砕けになる。
たまに、だれかを呼ぶように短く鳴くことがあるが、それも短いフレーズで「アン! アン!」と鳴く。まるで仔犬だ。性格も、なんだか犬系が入っている。怒られるとシュンとして、ヨシヨシされると尻尾を振る。

鳴き声と性格って関係があるんだろうか?

◆昨日、授業が終わって速攻で帰宅したリュウ。「今日は、だれも『遊ぼう』って言わないで、走って帰った」と笑っていた。リュウの仲良しは、みんな体育命な少年ばかりだ(よく一緒に遊ぶお友達で、一緒にサッカー部に入っている男の子がいるのだが、タレ目の彼を見るたび小野選手を思い出す)。
「やっぱ、日本強いよ!」とvsチュニジア戦を見ながら、何度も言っていた。「こういうプレーを見ると、あー、自分も試合したい、って思う」と、このところの雨がたたって朝練が基礎練習ばかりだから、ぼやくことぼやくこと。
で、興奮したせい……ではなく、寝不足がたたって、今日はとうとうダウン。どうやら本格的に風邪をひいたらしく、朝から、ほとんど食べずに吐いてばかりいる。テレビを見る元気もないようで、げっそりしていた。

14日(金)
* 朝−ドリア(ミックスベジタブル&エビ入り)、タマネギとワカメのスープ
* 夜−鶏手羽先の塩焼きwithアスパラ&じゃがいも、切り昆布と揚げの煮物、キュウリとワカメと桜海老の酢の物、インゲンと麩の澄まし汁

2002年06月15日(土)



 あみっちと間違えられたニャン

夜、牛乳屋さんが集金に来ると、すかさずニャンがお出迎え。
この牛乳屋さん、以前にも書いたことがあるが猫好きで特にニャンのことをいつも「綺麗な猫ですねぇ」と誉めてくださる。
だからというわけでもないだろうが、ニャンは、いそいそとやってきて靴箱の上に乗っかった。

と、牛乳屋さん。「あれ、猫ちゃん、帰ってきたんですか?」
「は?」「いなくなった、って張り紙見て、どうしたかなあって心配してたんですよ、いやあ、よかった帰ってきたんだ。良かった良かった……」
あの……?

どうやら、モノクロコピーのあみっちポスターを、ニャンと間違えたらしい。確かに、ニャンもキジ色の部分は八割れになっているのだが……。ポスターにもちゃんと白黒猫と書いてあったのだが、「うちの猫=ニャン」と思われたのだろう。
このほかには、確かポッポとショーしか、ご存知ないはずだ。

「先月集金に伺ったときは姿が見えなかったし(その日は、みんな寝ていたのだ)、どうしました? と聞くわけにもいかなくて。そうですか、見つかりましたら、良かった良かった」と帰っていかれる牛乳屋さんに、いえ脱走したのはまた別口で、とはとても言えなかった。

◆夏の暑さから一転、梅雨空。火曜日と水曜日の温度差は10度ほどもあり、それだけで疲れてしまうような気がする。雨が降ると、外で遊べなくてリュウは腐っている。仕方なく家のなかでスクワットをしたりしている。いいんですけど。鼻水すすりながらスクワットせんでも……大人しくしてれば? と思うのだが。

12日(水)
* 朝−お握り(梅干&シャケマヨ)、小松菜入り卵焼き、ポテトサラダのハム巻き、ワカメと豆腐の味噌汁
* 夜−サーモンとホタテのバター焼きwithグリーンアスパラ&にんじん、キュウリとトマトのサラダ、ブロッコリーとベーコンとタマネギのスープ

13日(木)
* 朝−お握り(桜海老とゴマ&梅干)、じゃがいも入りオムレツ、プチトマト、タマネギの味噌汁
* 夜−和風ハンバーグ(鶏ひきにく、ナガネギ、しょうが、大葉)withグリーンアスパラ、キュウリとワカメの酢の物、クリームスープ

2002年06月13日(木)



 蒸し暑い一日

昨日は気温は高かったが、まだ湿度はそうでもなかったような気がする。今日は、とにかく蒸し暑かった。

夏場、湿度が高くなると急にみんながダレるような気がする。単に暑いだけなら、適当に涼しい場所を探してきてコロコロしているのに、今日のような日は、みんなうでー、ぐでー、でれーという感じ。

しかし、おこちゃまぐみは元気に追いかけっこをして走り回っていた。

◆W杯のせいか、サッカーに燃えまくっているリュウ。学校の練習は朝だけなので、毎日、学校から帰ってくるや否やまた飛び出していく。そして、サッカー部のお友達とキックの練習をしたりして、汗だくになって帰ってくる。
なんというか、ストリートサッカーだね、とつい笑ってしまう。

10日(月)
* 朝−ミックスベジタブル入りオムレツ、タラとインゲンのバター焼き、ネギと麩の味噌汁
* 夜−豚肉味噌焼きwithブロッコリーとニンジンのソテー、サーモンとタコと豆のサラダ、麩入りコンソメスープ

11日(火)
* 朝−卵丼(小松菜、牛肉、タマネギ)、ワカメの味噌汁
* 夜−梅干入り鮭チャーハン(ネギと焼いた鮭をほぐしたものを炒める、ご飯を加え、刻んだ梅肉、大葉を混ぜ合わせる)、クラゲとキュウリの酢の物、切り昆布煮物(インゲン、揚げ)、ポテトサラダ(ニンジン、タマネギ、ハム、キュウリ)、メカブとネギの澄まし汁

2002年06月11日(火)



 姫vs女王

放浪生活から戻って以来、お嬢ぶりに磨きがかかり、ほとんど女王と化しているあみっちと、相変わらず一日中寝くたれてる割に、起きると甘える食うのジュリナ。

以前から相性は悪いのだが、依然として相性が悪い。
どちらも自分から寄って行ったりはしないのだが、どういうわけか私に甘えにくるタイミングが合致してしまう。先にあみっちが来ているところにジュリナが来ると、あみっちが全身の毛を逆立てて追っ払うし、逆だと、ジュリナが唸って追い払う。

のったりくったりしている姫ジュリナは、攻撃されると「ひんにゃー」と鳴きながらのそのそと立ち去る。逆に、ジュリナに攻撃された女王あみっちは、物凄い勢いで消え去る。

しかし相手を追い払った後の反応はとてもよく似ていて、いつになく甘え、爪を立てる。かくして私は傷だらけ。結局は似た者同士なんだろうなあ、と大きさだけは、1:3ぐらい違う二匹を見ていて、思うのだった。

◆サッカー、日本はW杯で初めての勝利。ロシアがもたついて見えたのは、日本のプレスが速かったからだ、とリュウが言う。ほー、そうなのかい。
それにしても、釜本の現役時代と比べると日本選手のなんと軽やかでファッショナブルなこと、と思ってしまった。もっとも、茶パツ、金髪全盛を苦々しく思う人もいるようで、前回のベルギー戦翌日の新聞にそんなコメント(髪の色はアイデンティティの象徴なのに、黒髪を敢えて染めている選手たちが君が代を歌うことに違和感を覚えた、といったような内容)が寄せられていた。うーん、どうなんだろう?
というか、髪の色はアイデンティティの象徴だったのか? だとしたら、黒髪(もしくは年寄り故の白髪、ごま塩)ばかりが集う国会は、最も日本的な空間なのか?(それは嫌だぞ)などとアホなことを思いながら、祝杯をあげた。

* 朝−キムチ、ソーセージ、卵焼き
* 昼−カレー、ワカメサラダ
* 夜−サーモンのマリネwithベビーリーフ、クラゲとキュウリの酢の物、トマト、レンズ豆のスープ(タマネギ、ベーコン)

2002年06月09日(日)



 あみっちに間違えられた猫

夕方、ちょうど夕飯の支度をしているときにインタフォンが鳴ったので、リュウに出てもらった。

ドアを開けた途端ににゃあにゃあという猫の声と、「このコ、リュウクンちの猫じゃない?」という聞き覚えのある声が……。「違う。うちの猫は見つかった」「え、見つかったの?」「うん、みんなにも話したよ」「そうだっけー?」。
行ってみると、保育園のころからよく知っているリュウのクラスメイトで、近所で見つけて抱っこして連れて来てくれたのだそうだ。

確かに黒白猫ちゃんだが、鼻の周りが黒くて全体的に黒の比率が高い。どちらかというと、ポッポのお母さんの雅さんに似ている。かなり大きい。人馴れしているし首輪もしているので、どこかの飼い猫だろう。
大人しく抱っこされて、にゃーにゃーと鳴いている。「なんで、こんなところにいるですかー。これはどうしたことですかー」とでも言っているような、情けない声で、思わず笑ってしまう。
見つけた場所まで連れて帰ってあげてね、とお願いした。

と、終わる話なのだが、このところ立て続けに報道された猫の虐待のことを考えると、笑ってばかりもいられない。「完全室内飼いで」には(事故や病気のことなどを考えても)全面的に賛成なのだけど、現に外にいる猫たちが面白半分や腹いせの標的になるのは、とてもつらい。嫌いだから、という理由で、何の痛痒も感じないで排除してしまう人がいるのも、哀しい。
特に野良猫と呼ばれている猫たちは、好んで野良になったわけではない。人間に飼われていた猫が捨てられて、野良になる。

私が大金持ちだったら島をひとつ買って、行き場のない猫たちの島にするのになあ、と言ったら、リュウに「そういうことを考える人は、まず金持ちにならないね」とあっさり切って捨てられてしまった。
しかし、人のことはそうやってバッサリやるリュウも、TVで「豪邸拝見」みたいな番組を見るたびに「これだけ広ければ猫御殿がつくれるのにねえ」と言っている。ま、親も子も金持ちにはなりそうにないってことか。

◆先週から肩が痛いと思っていたら週半ばぐらいから腕が痺れて、上がらない、パソコンのキーボードが打てない、で、四十肩とか五十肩の類かと思って病院に。結果、筋を違えていたのに無理をして悪化した、と判明したが、いつもより重いものを持った、ということもないので、多分、筋力が思った以上に衰えているのだ、と、これはこれでショックだった。

6日(木)
* 朝−お握り(シャケ&梅干)、ソーセージ、トマト、ワカメとネギと卵のスープ
* 夜−タコのサラダ(塩こしょうをしてよくもみ、焼いて削ぎ切りにしたタコをオリーブオイルとレモン、ガーリック少々で和え、スライスしたトマトに乗せる)、
豚肉香草焼き(生バジル・セージ・ローズマリー)withレタスとベビーリーフ、メカブ納豆、オニオン入りコンソメスープ

7日(金)
* 朝−お握り(桜海老と梅干&しゃけ)、切り昆布入り卵焼き、ワカメと豆腐の味噌汁
* 夜−いくら丼、シーフードと豆のサラダ(エビ、タコ、ホタテ、いろんな豆の缶詰、刻みトマト、インゲン、生バジル&オレガノ、オリーブオイル、塩コショウ、レモン少々)、レタスとブロッコリーのスープ

8日(土)
* 朝−おろしいくら、ミックスベジタブル入りオムレツ、ワカメと麩の味噌汁
* 昼−ヤキソバ(豚肉、ムキエビ、ピーマン、ニンジン、いんげん、ナガネギ、しいたけ)、ワカメとベビーリーフの中華風サラダ、レタスとトマトと卵のスープ
* 夜−焼肉(カルビ、ハツ、ミノ)withいんげんとモヤシ炒め、小松菜の煮びたし、ワカメとネギと麩のスープ

2002年06月08日(土)



 ポッポ、締め出される

日中、蒸し暑かったので、夜涼しくなってからニャンやポッポやショーがベランダに出たがった。

しばらく出してやってから部屋に入れると、それぞれ思い思いの場所で寛いで寝てしまった。ショーとポッポはソファの背のところでだれんと寝ている。ショーはともかくポッポがよく落ちないなあ、などと頭の隅でチラっと思ったものだ。

さて寝るという時間になって、たまたまベランダを覗いたリュウ。「ママ、ポッポが外にいる」
へ?と見ると、確かにポッポの丸い目が二つ、闇にキランと光っている。振り返ってみたソファには、黒いクッションが乗っかっていた。

◆連日のテレビ観戦で、いささか疲れてきた。今日から二戦目、ドイツもアイルランドも初戦を見ているからながら観戦だったのだが、後半のロスタイムに入ってからのアイルランドのシュートには、やっぱり感動してしまった。
半分眠りながら見ていたリュウは「目、醒めちゃったよ」と興奮していた。「すごいなあ、やっぱり諦めないって大事なんだね」と何度も言っていた。

* 朝−卵丼(小松菜、揚げ、ネギ)、ソーセージ、トマト、豆腐の味噌汁
* 夜−豚肉とルッコラのサラダ、インゲンとシイタケのバターソテー、切り昆布煮物(コンニャク、揚げ、ニンジン、大根)、キュウリと鮭の酢の物、麩の澄まし汁

2002年06月05日(水)



 長くて綺麗で可愛い?

W杯、日本の初戦。で、テレビに見入っていると、何時の間にかニャンがテレビの上に。

たれーん、と尻尾が画面を撫でるがとごとく。フィールドの片隅で、ぴこぴこしていたかと思うと、アップになった選手の頭の上にチョコンと乗っていたり。
とうとう笑い出してしまったリュウが、「ニャンニャン? 尻尾がながーくて、きれーで、かわいいーっていうのは、よーーーーっくわかったから、ちょっとどけてくれる?」と言うと、ヒョコっとテレビの後ろ側に尻尾が移動して、そのままニャンは寝てしまった。

◆かつては東京から大阪の花園ラグビー場まで試合を見に行くほどラグビーが好きだったり、神戸にワールドユースの試合を見に行くほどバスケットに熱中していたこともある私だが、ここ最近、スポーツ観戦からは遠ざかっている。
こうした傾向はスポーツに限らず、音楽や演劇などに関しても同様で、概ね出産とその後のドサクサに紛れて、一時中断、そのまま疎遠というコースを辿っている。
それが、今度は子どもの影響でW杯を見ているのだから、面白い。
さて、日本の初戦は「観ているだけでドキドキ」を思い出させてくれた。審判のホイッスルに一喜一憂し、あまつさえ腹まで立てたのも、ほんとに久しぶりだった。
幻になってしまった3点目のゴールだが、きっとあの試合を見た日本チームファンはみな、あの瞬間のことをずっと覚えているぞ、と思った。

* 朝−お握り(シャケと梅干)、ソーセージ、ベビーリーフのサラダ、ワカメの味噌汁
* 夜−モヤシと豚肉の梅酢和え、牛バラ肉とピーマン赤&青とエリンギの炒め物、メカブ納豆、麩とインゲンの澄まし汁

2002年06月04日(火)



 折り畳みベッド

余りに皆が入れ替わり立ち代わり私の布団に寝ていて、片付かない、布団干しができない。

確かに東北に向いた和室は、これからの時期、気持ちがいいのだ。窓も二方向についているから風も抜けるし。みんなが寛ぎたくなるのも、よくわかる。
そこで、折り畳みのベッドを通販で購入した。だれもいなくなったら、折り畳んでしまえばいいし、と思っていたのだが、独りで折り畳むのは難しいことが判明した。確かにバネのついているタイプではないので、仕方がない。
返品するか、独りで折り畳めるタイプに変えるか、しばし悩んだのだが、試しに使ってみたらなかなか快適なので、折り畳めない不便さには目を瞑ることにした。

しかし、布団だと敷きっぱなしでだらしない印象になるのに、ベッドだとそうならない、というのは不思議だ。ズボラな私向けかもしれない。キャスターが付いているから、掃除も楽だ。

さて、人に快適なものは猫にも快適らしく、前以上にベッドが人気 。
障子と窓を開け放っておくと、午前中の数時間はベッドに日が当たる。で、お子ちゃま組(ショー、キラリン、練々)とニャン、あみっちがベッドでゴロゴロしたり、じゃれたりしている。ひとしきり遊ぶと、それぞれ散っていくのだが、その後でニャンがちゃっかり占領していたり、居間に遊び場所を移したお子ちゃま組の騒々しさから逃れたジュリナが埋まっていたりする。

猫にも人にも気に入られて、このベッドは果報者だ。

◆学校のプール開きが来週なので、水泳帽を買いに行った。ついでに、運動靴がだいぶへたってきていたので、それも。また足が大きくなり、とうとう24.5センチだ。上背もあるが、それ以上に手足が大きいような気がする。猫も足の大きい子猫は大きくなるというが、人間も同じかもしれない。

* 朝−春雨サラダ、トマト、卵とワカメのスープ
* 夜−豚シャブサラダ(レタス、ベビーリーフ、トマト)、ムキエビのガーリック焼きwithいんげん、小松菜と桜海老の煮浸し、麩の澄まし汁

2002年06月03日(月)



 今日は暑かった

各地で30度を越す真夏日だったそうだ。

猫たちはみんなだれきっていた。ジュリナは涼しい和室の風の通り道から動かないし、あみっちも帽子箱の中ではなく、箱の外でだれーとしている。ニャンに至っては、歩いていたかと思うとトテンと行き倒れるように転がって、そのままゴロンゴロンとしていた。

◆本日も、サッカー。私は掃除をしたり、洗濯物を畳んだり、食事の支度をしたり、洗い物をしたり、猫のつめきりやブラッシングをしたりしながら観ていたものだから、どれがどれやら「???」な状態になってしまった。
しかし、これが今月一杯続くのだろうか?

* 朝−鰹のタルタルソース、ベビーリーフ入りスクランブルエッグ、プチトマト、ワカメの味噌汁
* 昼−パスタ(エビ、しじみ、ホタテ入りトマトソース)、ゴボウのスープ
* 夜−鶏ささみのたたきwithベビーリーフ(ポン酢和え)、小ネギとニンジンの豚肉巻き、春雨の中華風サラダ(ハム、キュウリ、赤ピーマン)、ゴボウと小松菜の澄まし汁

2002年06月02日(日)



 踊るポッポ

夜、例によってリュウとサッカーを見ていた。ソファにはポッポ。さっきまで、眠っていたのだが、ワイワイ言いながらTVを見ている私たちの声で目を醒ましたのか、じっと画面のボールを目で追っていた。

サウジアラビアがドイツに押されまくりの挙句、散々、シュートを決められているもので、せめて1点ぐらい返してくれよー、という心境で(別にサウジアラビアを応援していたわけではないのだが)、テレビに注目していた。
ふと気づくと、ポッポが踊っている。いや、踊っているように見えたのだ。トルティーヤチップスの透明な空き袋をすっぽりと頭にかぶって……。

袋は普通のポテトチップスの2/3ぐらいの幅。輸入もので、安売りしていた割にはおいしくて、いくつか買っていた最後の一袋を、サッカーを見ながらリュウが食べていたのだ。テーブルに放置されていた空き袋には、チップスのクズが少々残っていて、ポッポはそれを食べたくて顔を突っ込んだのだろう。
しかし袋は、ちょうどポッポの頭にジャストフィットのサイズで、ポッポは焦って袋を取ろうと、上を向いて手でガシガシやっている。袋の中で困った顔をしているポッポと、動くたびに舞い上がるチップスの粉が、なんともシュールだった。

あわてて袋を引っ張って取ると、「ふぅ、やれやれ」という感じに、またソファの定位置にのっそりと戻って行った。
いや、リュウと私の笑ったこと。笑っちゃいけないと思いつつ、しばらくお腹を抱えて笑ってしまい、サッカーどころではなかった。

◆日中はいいお天気で気温も上がった。そして、リュウは今日もサッカー漬け。一緒に見ていると、けっこううるさいのだが、お陰で「ボランチが」とか「ディフェンスラインが」などというテレビ解説者の言っていることも、わかるようになってきた。

* 朝−炊き込みご飯、トマト入りオムレツ、豆腐の味噌汁
* 昼−ヤキソバ(豚肉、むきエビ、ピーマン、ニンジン、タマネギ、シイタケ)、小松菜と揚げ入り中華スープ
* 夜−牛肉とクズきりの中華風炒め(にんにく、しょうが、ナガネギ)、エリンギのソテー、マスール豆のサラダ(レタス、ベビールーフwithオリーブオイルとレモンと塩のドレッシング)、ワカメとネギのスープ

2002年06月01日(土)
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