お早う。
お休み。
極自然に交わされる筈の、 其の言の葉は。
刻の概念を失った時。
果たして、 如何に振る舞うのだろうか。
或いは。
強制的に、 其処に概念を植えて居るだけで。
本来は。
何物にも縛られず、 自由に、 在るのかも知れない。
「手が殆ど動かないんだ。」 「一日一文も書けない。」
目覚めたあの子は。
「お疲れさまで良いのか。」 「おはようなのか。」 「おやすみなのか。」
時間軸に惑いながらも、 言の葉を綴る。
けれども。
折角、 自由な時間を手に入れたのだから。
固定観念に縛られた、 時間なんて。
棄てて終えば良いのだ。
「目覚めた時に。」 「看護師さんに開閉してもらって見てるよ。」
此方からの言の葉も。
毎日、 ちゃんと届いて居るのだから。
---------- References Jan.01 2017, 「返るだけで充分でしょうか」
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