処々で噛み逢わぬ、 矛盾。
端々で生じる、 違和感。
自身の能わぬ想いが。
言の葉を紡げぬ因には、 他ならないけれど。
一貫しない欠片を、 丁寧に、 丁寧に、 繋げたとしても。
決して、 一つの容を描けぬ事に。
気付かねば為らぬのだ。
其れが芯の意だと。
唐突に。
「逃げますか?」 「逃げるのであれば。」 「私が生きていく形になるだけなんですけれどね。」
自身の、 知らぬ存在が。
あの子が居る筈の画面の向こうに、 姿を現し。
点の欠片が。
一つの、 線に替わる。
何故。
事が起こった後で無いと、 其の核迄、 辿り着けないのかな。
永く、 永く。
視て居るのにね。
---------- References Feb.17 2015, 「夜中の海は止めませんか」 Feb.05 2015, 「一月早まったのは何故ですか」 Jan.27 2015, 「想いが曇ったのでしょうか」
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