一つ、 一つ、 想いを込めて。
此の手に招き入れた、 小瓶が。
其の、 時期に応じて。
想いの儘に、 煌めくのなら。
其の煌めきに。
濁りや、 澱みの、 在らぬ事こそ。
真に、 希うべき事なのだけれど。
其の、 清き光彩の指し示す、 暗示と。
末に、 自身が在るか否か、 其の確証とは。
飽く迄、 別の尺度に過ぎないのだ。
其れ故に。
「私の選んだ未来は。」 「私の色に近くてしかも透き通った色なんだって。」
「そっか。」
姫の選択の、 其の、 検証に連なり。
「そっか。」
「だから。」 「このまま進んで良いみたいだよ。」
姫の、 継続の意が加わり在る事へ、 目を光らせて終う。
何時もの様に。
「でも未来に男の影は見えないんだって。」 「どうしよう・・・。」
良かったの一言は、 決して、 無いのだけれど。
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