雲間の朝日に想うこと


< 何時心が変わるのでしょうか >


言の葉を、
如何に料理して、
如何に使いこなすのか。

其処に、
決まり事など無いけれど。



自身の選択した、
使用法に。

自身で、
責めを負う必要は、
無いのだろうか。




其れとも、
此れが。

言の葉に対して抱く、
価値観の、
性差に過ぎないのだろうか。









覚悟を以て、
創り上げ、
放った筈の言の葉と。

応じて、
交えられた筈の、
言の葉は。


同種の言の葉だとは、
決して、
言えないのかも知れない。












戻らない。

其の、
予感に怯えながら。



 「何時まで出掛けてぇんだよ。」

 「連休明けよ!」

 「行きたいならさっさと行けば良いだろ。」
 「餓鬼の面倒くらい俺が見てやる。」

 「小坊主には無理だね。」

 「今更及び腰かよ。」

 「勝手に女でも何でも連れ込んで下さい。」
 「さようなら。」



一歩も引けぬ、
互いの、
言の葉の刃を。

蓄積した歪みを放つ様に、
衝突させたから。






往なし、
捌かれて終った、
剣先は。


宙に浮いた儘、
漂い、
惑って了う。



多分。

姫の、
最大限の譲歩だと、
想いつつ。














何の切っ掛けも、
無い儘に。


 「お弁当買って帰る?」
 「ここまで、娘連れて散歩に来る?」


飛び出した筈の、
姫から。

催促の、
命令口調が届いた。






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2006年05月06日(土)


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2005年05月06日(金) 自分さえ済めば満足ですか
2004年05月06日(木) 何方が必要な文字ですか
2002年05月06日(月) 俺の方が大事だと言えますか
2001年05月06日(日) そんな束縛を通す気なのか





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