不安も。 不快も。 恐怖も。 敵意も。 怒気も。
其の、 何れもが。
自身の、 防衛本能に由来するから。
核を担う巴旦杏は。
時に、 隣接する破壊行動をも、 誘発させて終うのだろうか。
端から、 視覚では捉えられぬ、 其の想いと。
決して、 視覚では捉えられぬ、 其の姿は。
時に。
全てを焼き尽くせと、 命ずるのだ。
けれども。
其の、 破壊衝動は。
決して、 望む想いでは無くて。
本当は。
内なる想いや、 刻まれた言葉が。
維持される事を、 切に、 願って居るのだ。
分かってる。
振り回す、 其の両手に。
今直ぐ、 手錠を掛けられるなら。
破壊衝動など、 生ずる事など無いのだけれど。
---------- References Apr.03 2006, 「狂えば此の掌に掬えるでしょうか」
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