雲間の朝日に想うこと


< 吸い尽くせたでしょうか >


両者の、
相違の程度に因って。

法則は、
一意的に定まり。


其の法則に、
極めて従順に。


一方が、
他方を奪い喰らうのだ。









両者の持つ、
能力は。

決して、
増幅される事など無く。





相対的に、
強い能力を有する一方から。

相対的に、
能力の不足する他方へ。


力が与えられ。

能力は、
平均化されるに過ぎないのだ。











其れ故に。




唯の、
奪われる立場は。

其の身を、
凍えさせる事しか出来ないのだけれど。




奪う身は。

極上の空間で、
悶えるのみなのだろう。














満足そうに、
其の温もりを堪能しながら。



 「温かくなった?」


寝床の姫は。

俺に、
問うのだ。













温かい訳無いよ。

体温を奪われた俺は、
凍えそうなんだよ。


2006年01月15日(日)


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2005年01月15日(土) 居なければ良いですか
2003年01月15日(水) 箱を開いて良いですか





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小坊主
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