様々な仮定は。
自身に、 柔軟性を吹き込むから。
時に、 能力を増し。
或いは、 幅を与え。
自身の、 支えと成り得るのだけれど。
飽く迄、 現実の備えで在り。
其の仮定を上回る、 現実など。
在り得ないのかも知れない。
其れ故に。
一つの仮定に、 応じた、 自身の解は。
矛盾する、 二つの意志を。
弾き出したのだろうか。
飽く迄、 縁を切ると。
離婚だと。
そう、 口にして居ながらも。
「血液型O型だったら。」 「小坊主どうする?」
「元気なら。」 「姫も娘も元気なら。」
「それで良いの?!」
「良いな。」
母も、 娘も、 無事で在る幸せに、 比すれば。
誰の子かなど、 二の次だと。
何故か。
ふと、 想って了うのだ。 |