雲間の朝日に想うこと


< 住処へ想いが届くでしょうか >


閾値を超えた瞬間に、
歩みが、
開始されるのだから。



閾値も、
刺激に応じる、
其の感度も。

相同で無い以上。


開始の瞬間に、
違いが生じて当然なのだ。








其れ故に。





開始の地点に、
拘りを持つ事など。

きっと、
意味を持たぬ事で。





其の、
刹那の瞬間に。

共に、
同じ方向へと、
歩んで居る事へこそ。



拘りを持てば、
良いのかも知れない。













 「やっと。」
 「小坊主と始まるって感じかなぁ。」



俺の背に、
両の腕を回しながら。

姫は、
始めて共に住み始めるかの様に、
言葉を零した。












今の拠点は、
飽く迄、
俺の拠点で。

姫の閾値は超えられぬ、
仮住まいだけれど。






今度の、
此の新居は。

二人の家に成りそう?





----------
References
 Apr.09 2005, 「憂鬱を緩めて行けるでしょうか」
 Feb.03 2005, 「何故に其の手を切らぬのですか」


2005年10月08日(土)


----------
History
2003年10月08日(水) 早く帰りたいのですか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL