雲間の朝日に想うこと


< 痛まぬ選択が在るのでしょうか >


自身が好む事柄の、
僅か一部分に。

或いは、
自身が欲する行動の、
僅か一部分に。


自身が望まぬ、
寧ろ、
忌み嫌う領域が、
含まれて居るとしたら。






其の、
事柄や行為は。

白と、
黒と、
何方に塗り分けられるのだろうか。











大部分を希い。

代償として、
一部を受け容れ、
我慢を、
重ねるのか。



其れとも、
一部を拒絶して。

大部分の望みを、
捨て去り、
失う事を是とするのか。





全てが、
同色で染められる事など、
稀有で在る故に。

選択には、
痛みが伴うのだ。




何れを、
選んだにしろ。













心地好い大部分に、
飛び付いておきながら。

何時も、
姫は後悔をする。





 「う〜。」
 「嫌だ、離れてよ!」

 「あのなぁ。」
 「抱き付いたの、姫の方でしょ?」


 「う〜。」
 「気持ち悪いぃ・・・」

 「人に抱き付いておいて気持ち悪いって。」
 「それって相当失礼じゃん・・・」










姫の想いに応えて。

大急ぎで、
俺は、
帰って来たのだから。



少し位、
汗まみれでも。

我慢しようとか、
想わないの?


2005年09月14日(水)


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2002年09月14日(土) 助けちゃ駄目ですか





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