自身の長ずる領域を、 支持し、 自身に備わらぬ領域を、 補完する。
唯一の、 最適の存在として、 認知された上で。
生じた、 想いで在るならば。
もしかしたら。
此の世に、 生を受けた存在として。
冥利に、 尽きるかも知れないけれど。
其の想いは、 飽く迄、 違う次元の想いなのだ。
其れ故に。
其の言葉が、 耳に届いた瞬間。
奥底が、 針で突き刺された様に、 痛むのかも知れない。
「どうしよう・・・」 「小坊主なしでは生きられない・・・」
姫は、 独特の表現で。
俺を、 肯定して居る心算だろうか。
結局は。
抱き枕代わりの存在として、 俺を扱い。
自身の安眠の為に、 俺を、 道具視して居るに過ぎないのだ。
共に眠る事へ。
如何して、 痛みが、 伴う様に成ったのかな。 |