其れを、 望む望まぬに関わらず。
重要、 或いは融通の利かぬ、 事柄に。
全ては、 律速するから。
自身の拍子など、 お構い無しに。
半ば、 強制的な拍子が生じ。
無理矢理にでも。
其の拍子に、 全てを、 合わせるのだ。
其れ故に。
自身の想いとは、 別の次元で。
少しずつ、 歪みを蓄積し。
やがて、 其の歪みが、 悲鳴を上げるのかも知れない。
多分。
狂いが、 生じて居るのだ。
起床時間も。 寝る時間も。
全ては 姫に引き摺られ。
自身の拍子を、 失いつつ在るのだ。
空腹に耐えかねた、 姫は。
「未だ起きないの?」 「お腹空いたよ!」
「うん・・・。」
「早く起きるって言ってたじゃない!」 「もう良い、勝手にする!」
「うん・・・。」
久方振りに、 寝起きの悪い俺に。
金切り声を残して、 家を出る。
身体が、 言う事を聞かない日が。
偶に在っても、 駄目なのか?
---------- References Aug.12 2005, 「胎児が言わせる言葉でしょうか」 |