行動の、 動機付けは。
幸福感や報酬など、 飽く迄、 対価に応じて発動されるから。
自身の、 意欲の対象と成る存在が、 傍に無い時には。
動機を失い。
行動は、 形を潜めて了うのだ。
其の上に。
動機付けを産み出す、 其の系は。
其の場に在る、 対価へ。
依存の度合いを、 益々、 増強し続けるから。
或る一瞬を越える迄、 寄り添い、 時を経る事が。
自身に、 不可欠な存在を。
必然的に、 創り出して。
同時に、 力を失って終うのかも知れない。
「シウマイ弁当と海軍カレーと紅茶!」 「特に弁当はあてにしてるから!」
姫から届いた、 御土産の催促に。
きっと、 真面な食事は摂って居ない事を、 察知する。
恐らく、 既に。
相手の存在は、 不可欠に成りつつ在って。
其の存在は。
互いの生活力をも、 侵食して終ったのかな。 |