雲間の朝日に想うこと


< 満足だから捨てられるのでしょうか >


人として、
為すべき一つの仕事を。

既に、
為し得て居るから。


晴れ晴れと、
自信に満ちて。

自身を、
刹那に導くのかも知れないけれど。





未だ、
為し得ぬ何かを。

手元で、
温め行く相手に。


其の刹那を、
押し付けて良いのだろうか。










其れとも。

寧ろ相手が、
其の重量を受け止めるべきなのだろうか。















お互いが、
築き行く想いは。

未だ、
歩み始めたばかりなのに。






 「もし、そうでも。」
 「私は切らないからね。」


姫は、
歩みを辞めると、
俺に言う。













姫は、
肌で感じて居た何かを、
俺に、
隠して居たのだろうか。

其れとも、
怖れが、
口に出す事を妨げて来たのか。








 「ここに何かあるかも。」
 「念入りに見てたから。」


健康診断を終えた、
姫は。

右胸を押さえながら、
そう呟いた。













俺は、
姫の決断を決して認めない。

魅力を失いたく無いと、
何れ程姫が、
抵抗したとしても。


2005年05月12日(木)


----------
History
2004年05月12日(水) 片想いなのでしょうか
2003年05月12日(月) 気付かせるのが目的でしたか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL