雲間の朝日に想うこと


< 道具の応用の一つなのでしょうか >


其の位置や、
其の形状には。

一つ、
一つ、
意味が在って。




自身の機能を、
十二分に、
発揮出来る様に。


少しずつ、
獲得して来た物なのだ。





決して其れは。

戯れや、
嫌がらせや、
想いの確認の為に、
存在する訳では無いのだ。












確かに。



戯れや、
嫌がらせや、
想いの確認の為に。

其れを応用する事は、
可能だけれど。





本来の機能を封じて迄、
他の目的に利用される事は。

忍びない。














戯れと、
嫌がらせと、
意地の張り合いが。

今夜も、
二人の聖域に木霊する。





 「今日のお風呂、ちょっと熱いね。」

 「えいっ!」

 「あのさ、引っ張らないでくれる?」

 「熱い?」
 「熱いでしょ?」

 「其処は熱に弱いから外に出てるんでしょ?」
 「わざわざ熱くしたら駄目じゃん。」





 「じゃぁ、棒を中に入れたらだめなんじゃん。」
 「棒だって外に出ているでしょ?」

 「あのね、袋の話をしているんでしょ。」

 「私だって二つも外に出てるんだからね!」

 「それは子供の飯の為だろ!」









本来の機能とは、
懸け離れた使用方法に。

嘆いて居ないだろうか。




袋も、
棒も、
房も。


2005年05月01日(日)


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2004年05月01日(土) 少しは役に立って居るのでしょうか
2003年05月01日(木) 見守る心境は不思議ですか





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