繰り返し、 繰り返し、 行い続ける行為は。
其の身に溶け込み、 極自然に、 繰り返される筈だけれど。
時として、 日常に紛れて終い。
時として、 忘れて終うから。
期待感とは、 裏腹に。
今年も、 忘れては居ないか。
今年も、 覚えて居るのか。
不安感が、 頭を擡げるのだろうか。
数日前に届いた、 贈り物は。
恐らくは、 不安の表出した姿だから。
今年は。
贈る想いに、 少し色を付けて居るのかも知れない。
「祝大台。」 「白ワインだけれど、良い?」
「ありがと。」 「いつか一緒にワイン飲めたら良いね。」
「そうだね。」
君から届いた、 鎌倉の、 桜の御礼に。
葡萄酒の詰まった、 瓶の画を、 贈り返した。
君の、 其の贈り物の返事に。
其処で花見をしようと、 約束をしたばかりなのにね。
---------- References Apr.15 2004, 「後何年間続けるのでしょうか」 Mar.31 2005, 「俺なら知らぬと高を括ったのですか」 |