想いを寄せる、 其の相手に。
自身には向かわぬ想いが、 在ったとすれば。
自身の想いを、 如何に扱うべきなのだろうか。
待つか、 奪うか、 斬るか、 被せるか。
其の対応は様々で。
其処には、 正解など無いかも知れないけれど。
今でも俺は。
想いを被せた上で、 時機を伺い、 奪うのだろうか。
休日の、 急遽の呼び出しを、 断る理由として。
姫との、 話し合いを用いた故に。
理由と、 不安定な状態を。
同僚に、 伝えて在ったから。
報告と共に、 同僚から産まれた、 其の言葉は。
予め、 用意されて居た物なのだ。
もしかして、 待って居たの?
「私と小坊主。」 「じつは付き合ってるんです♪」
冗談とも、 本気とも取れる言葉に。
想いは、 振動して居るけれど。
其の存在を楯に、 想いを被せて進むのは。
もう懲り懲りなんだ。 |