雲間の朝日に想うこと


< 足並みは揃って居るでしょうか >


迷いや不安は。

何時でも、
何処でも、
誰にでも、
巣喰って居る物で。



自信や信念や、
或いは、
傍らに在る想いなど。

自身に在る、
強靱な精神力を以て。



飽く迄、
其れに蓋をして居るだけだから。





強引に縒り上げた流れが。

例え、
迷いや不安を封じる為に、
如何だけ、
有効な手段であっても。


決して、
用いてはならぬのだ。











今迄の、
相手の過去を。

払拭する為にも。



必要なのは、
進む事では無く。

並んで、
二人で、
同時に、
歩を進める事なのだ。
















僅かでも、
姫の想いが進む事を。

待って居た、
甲斐が、
在ったのだろうか。


其れとも。

動かずに看て居る俺に、
姫が只、
痺れを切らしただけだろうか。







やっと。










 「電話は俺の持って来るか。」
 「親父の名義だけれど良い?」

 「電気代の引き落としとか。」
 「小坊主のそのまま移してもらって良い?」

 「やっぱり一度家に来てよ。」
 「必要な物チェックしないと。」

 「小坊主の家?」
 「嫌だよ、汚いもん・・・。」



留まって居た、
冬が。

春に、
歩み始めたかも知れない。





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References
 Dec.21 2004, 「此れが補強に成るのでしょうか」
 Dec.14 2004, 「少しだけ猶予期間を創りますか」
 Nov.29 2004, 「春は来ないのでしょうか」


2005年01月22日(土)


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History
2004年01月22日(木) 想いは届かぬ方が良いのでしょうか
2003年01月22日(水) 近付く形は理由ですか
2002年01月22日(火) 俺を求めて泣いてませんか





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