雲間の朝日に想うこと


< 次が在ればと願って居るのですか >


一生の内で。

何れ程の人と、
巡り逢い、
想い逢うかなど。


知る由も無いのだけれど。







其の相手を知り、
或いは、
自身を見つめ直し。


想いの相違や、
想いの間隙を。

埋めるか、
放つか、
決定する其の因子は。




果たして、
何処に在るのだろうと、
想うのだ。








知る由が、
在るかも知れないから。













 「合わないと思っても。」
 「次に現れる人はもっと合わないかも知れないでしょ?」



 「酷い人だと思っても。」
 「次に現れる人はもっと酷い人かも知れないでしょ?」



 「だから我慢するの。」
 「年の功?」







年の功と言う単語を、
姫は楯に据えて。




俺に棲まう一部分への不満を、
蓄積させながら。

傍に居続ける。















本当は。

相違や、
間隙の方を、
把握したいのに。


知る由よりも。


2005年01月08日(土)


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