雲間の朝日に想うこと


< 切らぬ切札にこそ魅せられるのですか >


自身の想いが、
何れ程深く、
何れ程強かろうとも。



時として。

想いとは別次元の、
利得を追い。



自身に備えぬ能力や、
自身の足りぬ実力を。

相手に求める事が在るから。





自身は、
相手より大きく強い存在だと、
認識させる事が。



同時に。

想いの強化に、
直結するのだろう。











其れ故に。




本来の、
想いを満たす為には。

飽く迄、
切る必要の無い術を。




威圧の為に。

予想の範囲を逸脱し、
多少意識を混乱させる為に。


用いたのであって。






其れは。

最近此の手に仕入れた術では、
決して無いのだ。


















手指の遊びで。


 「どうして?」
 「どこで覚えてきたの?」


何度か意識を失い掛けた、
姫の問いへ。


平然と、
無言で、
事を繰り返す。













最後の最後でも、
決して切らぬ切札を。

此の手に、
未だ秘めて居るのだと。



更に誇示する為に。





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References
 Dec.16 2004, 「物足りない呼び掛けでしたか」


2004年12月17日(金)


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History
2002年12月17日(火) お詫びになりますか





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