新規性が、 豊かに詰まった出来事程。
注意や、 興奮や、 集中や、 警戒を、 人へ強いるから。
真新しい言葉や、 真新しい行動程。
其処に、 深い想いが含まれると。
身体は、 勘違いする。
其れ故に。
互いの理解が、 進めば、 進んだ分だけ。
其の相手を、 分かり易い人と称し。
其の振る舞いを、 其の人らしいと称し。
そして、 其の相手の想いが、 薄まり行く様に。
屡々、 感じ取られて了うのだ。
此の地の、 夜の闇を彩る、 光の祭は。
大晦日に、 其の役を終えるから。
「せっかく一緒に年越すんだから。」 「消灯式見に行かない?」
初めて、 寄り添い過ごす年越しに。
華を添えようと、 提案してみたけれど。
行くとも、 行かないとも、 姫は、 答えずに。
「言うと思った。」
其れが、 自身の読み通りなのだと。
盛んに、 得意げな顔をする。
退屈か?
---------- References Nov.19 2004, 「理解の進んだ証拠でしょうか」 Oct.03 2004, 「中毒の様な物なのでしょうか」 |