雲間の朝日に想うこと


< 最後の一日分を捲り終えましたか >


重ねれば重ねる程、
想いは、
一層深みを増す物だとしても。



深み在る想いの、
表現に。

言葉や、
行為の、
幾層もの重ね逢わせが要らぬのは。



何故だろうか。









数多の好きが、
決して、
相手に響かぬ一方で。

僅かな視線や、
些細な表情が、
相手の芯を捕らえて離さぬ時に。




想いの要として、
其処に在る筈の流れが。


二人の想いでは無く。

時間と言う次元で、
独占的に、
支配されて居るだけの様な気がするのだ。



















昼の定時便が。

普段の長文では無く、
僅か数文字で在った事が。



殊更、
意識の深さを表現して居る事に、
瞬時に気付き。




いよいよ、
お互いが完全に対等な場所へ、
足を踏み入れた事に。

想わず襟を正す。

















 「明日から。」
 「私、結婚出来るのよー♪」



黙って居られぬ、
其の姿に、
姫らしさを感じ。

想わず笑みを浮かべながら。




本当は。














 「おめでとう。」
 「日付変わったら、ワインで乾杯する?」



先を越され、
贈り物を贈る機会を奪われた事に。

悔しさを隠せない。





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References
 Oct.06 2004, 「日捲りを始めて居るのでしょうか」


2004年11月06日(土)


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History
2003年11月06日(木) 何の為に依存をするのですか





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