雲間の朝日に想うこと


< 護る事も愛情で良いのでしょうか >


起き抜けに、
身体を寄せ逢わせ、
互いを、
密着させる。

決して、
一寸の隙間も創らぬ様に。



毎朝の、
隣に在る温かみを感知し。

感謝の意を込めつつ、
想いを、
豊かに出来るのなら。


幸せな事に違いないけれど。




抱き逢う理由は。

決して、
想いを確かめる為では無いのだ。












事は、
急を要するから。


一瞬の遅れは、
或いは、
僅かな緩みは。

直に、
自身への痛みとして、
反映されるから。





自身の身を、
或いは相手の身を、
護る為に。


素早く抱き寄せ。

掛布団を、
頭から掛け直す。




何人たりとも、
二人に触れられぬ様に。


決して、
這い込む隙を創らぬ様に。
















携帯から奏でられる、
目覚ましの音と。

殆ど同時に。


 「来た?!」

 「来るね・・・」

 「走って来た!」

 「飛んだ!!」



















 「ゴロゴロゴロ・・・」



奴は、
猫撫で声で甘えながら、
迫り来る。

俺と、
姫の身へ、
其の爪を突き刺しに。





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References
 Sep.02 2004, 「敵か味方か何方でしょうか」
 Mar.23 2004, 「寝坊の理由は誰のせいでしょうか」


2004年11月05日(金)


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History
2003年11月05日(水) 強さが本質でしょうか
2002年11月05日(火) 宿題を出して良いですか





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小坊主
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