其の言葉は。
何処から産まれ、 何処に向かう意志を有して 漂うんだろう。
器の小さな想い故に、 其の大部分を零れ落とした言葉が。
独り歩きしているから。
今迄と、 何の変化も無く。
「ぶらさがるだよね。」 「強くなれるように頑張る。」
還って来た貴女の言葉は。
きっと半分も、 俺の想いを含まぬ言葉。
貴女は日々、 何を想って過ごして居るのか。
強くなる為に、 具体的に何をするのか。
抽象的な言葉には、 何の力も備わらない。
其処に籠める意志と行動が、 真の強さを産み出すのでは無いのか。
そして其れ以前に。
強さを纏って欲しいと言う願いなど、 何処にも無い。
只何かを待って過ごす花に、 香りなど産まれない。
幾ら綺麗な花だとしても。
香りが無ければ、 働き蜂も寄る事は無い。 |