雲間の朝日に想うこと


< 宿題を出して良いですか >


貴女が俺の街に来るまで、
期限はあと一ヶ月。

俺は貴女に、
たった一つ宿題を課した。


貴女の困惑する様子を、
半分笑いながら楽しんでいる俺。




 「下手だって良く知ってるじゃない・・・」
 「無理だって良く知ってるじゃない・・・」




貴女にとって苦手分野である事は、
良くわかっているけれど。

貴女にとってかなりの難問である事は、
良くわかっているけれど。



決して意地悪をしたくて、
こんな宿題を出した訳ではないんだよ。









もっともっと俺の街を知って欲しいから。

そして貴女の感性で、
俺の知らない街を見つけて欲しいから。




 「行きたい所を調べておいてね」



貴女への宿題。


2002年11月05日(火)


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