雲間の朝日に想うこと


< 真剣だから慎重なのでは無いですか >


何者が、
想いの深さを定義するのだろうか。


相手の求めを予測する、
読みの鋭さか。

相手の為を提供する、
懐の広さが。

相手の心地好さを、
最大限に引き出す技術か。



それぞれの要素が、
何の程度、
重み付けされて。


想いの深さに寄与するのだろうか。








恐らくは。


気軽に応え、
適当に応える事が。

相手の求むる、
振る舞いだったのだろう。



けれども。


其れは、
相手の為に成らぬ事で、
決して、
解決に成らぬ事が。

其の、
厳しさに内包されて居るのだ。







きっと。

迷惑千万だと想われるに、
違いないのだけれど。



















 「どうせネッ友には。」
 「忙しくても時間作って答えるんでしょ!」
 「何で私だけに厳しいの?」


苛々を叩き付け、
姫は、
寝床を飛び出す。













苦労の伴わない知識は、
決して身に付かないから。


真に相手を見つめた応えは、
案外複雑で、
一般論を並べて終わる話では無いから。



そして、
俺の解決方法を伝えても。

きっと姫は、
面倒臭いの一言で片付けるから。












 「腰痛のこと、調べてくれない?」

 「自分で調べた?」



朝の喧嘩が、
何れ程、
其の日一日に堪えようと。

応えを、
言わなかったんだけれどな。


2004年11月02日(火)


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2003年11月02日(日) 何の姿で居れば良いのでしょうか





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